「んひっ!❤」
 シュババババババッ!
 既にシャンパンは五本目に達し、クイッっと杯を空けて二杯目を求める来賓すらいたのだから、スタッフの予想を超えてシャンパンは消費されていくようだった。
「久しぶりじゃな、みほさん」
「え?」
 必死にシャンパンをグラスに注ぎ、アナルを必死に閉めるをくり返すだけになっていた、みほの顔の側で話しかける人物がいた。
「お義父さん……」
 つよし君のお義父さまだった、来賓の中にいらしたのだ。
「ひっ」
「受賞おめでとう、結婚式以来じゃな」
 つい、悲鳴が上がってしまった。