何処か有無を言わせぬ雰囲気にドアを空けてしまったのが、この日の失敗の第一歩だったかもしれない。
「どうぞ」
「へへ……」
彼の後ろには同じような年齢の青年が後二人控えていて、するりと三人とも部屋の中に侵入して来た。
「これです」
そして、階下の青年が差し出したタブレットに映し出されている映像は、一瞬な何だか理解出来なかったが。