「授賞式とは別に、祝賀会も用意してあるんだよ、今回の受賞は俺たちの会社とのウエディングコンペで認められたわけだしな」
「ちょっと、嫌です……」
 ホテルの入り口、遠ざかったつよし君の乗ったタクシーは見えなくなったとはいえ、人通りの多い往来だ。
「そんな事を言える立場じゃないだろ?」
 手慣れた感じで、あっという間に脱がされていく。