何となく人目を避ける様にヒメノは中庭へ出て木陰を進む。
「どうしたら良いのかしらねぇ」
 考えてみても良い結論など出て来ない、今の状況を招いたのは恐らく自分の弱さである事は間違いが無い。
「きゃぁ!」
 ちょっと、自分の考えの中に入ってる瞬間にそれは行われた。
「へぇ……これが牝奴隷のピアスなのかな」
 何処似たのか、突然まくられたスカートの正面には少年がしゃがんでヒメノのクリに付けられたピアスをまじまじと見つめていた。