ゾロゾロ……
「女王、ここからは奴隷としてのお務めですよ」
城の廊下で全裸になったヒメノの身体を隠す様に男達が取り囲んで、性的な視線をした男性国民たちがその輪を徐々に縮めている。
「なんで城内にこんなに入り込んでるのよ!」
そう、城内で勤めている人だけじゃなく、城下に住んでいる人も多数いるのがヒメノにはわかる、大好きな国民達の顔は覚えているものだ。
「ちょっと……」
でも、そんな彼らは見たことのない表情をしてヒメノを見下ろしている。