「記憶が無いそうね、名前を呼びやすい様に決めておかないと」
特殊診療室に入って来たヒメノの頭の中には当然、直前の診察によるカルテが入っている。
「なんだろう、見た時から一つだけしか思い浮かばないわね」
そのしてその名を口にする。
「ヨコザ、そうねあなたはヨコザって名前にするわ、すごく似合ってるわね」