「なんでそんな事!」
 口元をヨコザの精液で汚しながら、抵抗をしめしてみせる。我が儘を通すのがヒメノのやり方だから。
「かまわんよ、目の前に居る時だけピアスが揺れるわけじゃないし、お前の代わりにお前のメイドが代わりになるかもしれない」
「まさかまだ他にもこのピアスを持っているの?」
「どうだろうねぇ?」
 そう、どうしてもここに来るしかないのか。
「それと、○○と▼▼、更に□□の6:3.4:1.6比の混合液を30リットルもってこい」
「え?」
 薬品の成分だろうという事は分かっている、でもその量が必要になる何かをヒメノは思い付かなかった。
「返事は?」
「はい!」
「これからはヨコザ様と付けろ、良いな」
「はい、ヨコザ様」
 身体の奥で、また甘美な痛みがヒメノを包んでいた。