「な……何であなたがここに……」
ヒメノがヨコザ様に言われた通りの浣腸液を持って地下の特殊診療室へ向かう最中、既にドレスを脱ぎ、その部屋へ入る為に全裸になった直後の事だった。
「いや、このような夜分に失礼……治療がが長引いてしまったものでね」
さも通りかかったと言わんばかりにその老紳士は呟いた。
「み……みないで」
父の代から優れた医師である彼は、ヒメノとしても見られたくない相手の人であっただろう……