「そこに座って、脚を開け。」
 テーブルの上に乗って股間を晒せと言う。
「そんな!?」
 恥ずかしい格好になれと命令されて、つい口に出る。
「君は、初めてでは無いのだろ?」
 性器につけられたピアスを指して男が言う。
 初物とそうでないのでは価値が異なる。
 その為の確認だと言う。
「………」
 確かに、コガネは初めてでは無い。
 だからと言って、そんな格好をさせられるのが平気なわけでもない。
 食べ物が並べられているテーブルの上にのると、ゆっくりと脚を開く。
「どれどれ。」
 男はピアスを持ち上げると、指で濡れてないコガネの膣中をかき回すように確認して行く。
「痛!!」
 悲鳴をあげるコガネに、嫌なら取引は無しだと釘を刺す。
「うぅ……」
 痛みが無くなり、性器が濡れるまで弄られるコガネ。
「そろそろ良いか。」
 男が股間からイチモツを取り出す。
「君の価値を確認させてもらうよ。」
 コガネの返事を待たずに、コガネを犯し始める。
「うく!!」
 まだ慣れないその痛みをコガネは耐える。

 その日から、コガネは男の家を訪ねて食料を手に入れるようになるが、コガネの顔からは笑顔が消えていった。
『ギラ…早く……帰って来て………』
 コガネの希望はギラの帰還になっていた。