「流石だ、やはり去年の事を覚えているんですね」
 なぜだか、忘れられれば良い事はいくらでもある。
「それは、関係ある事なのですか?」
「きっと、愛理さんが居る事でしか救えない世界があるんですよ」
 管理官は立ち上がると。
「付いて来て下さい……見せたいものがあります」
 意味も分からぬままに愛理は全裸で彼の後をついて、この部屋を出る事になる……