時間のトンネル内を暴走していくデンライナーは、時折現実空間に現れては接触し、また時間移動という行為を繰り返す。
「ひひひひひひひひ、全部お仕舞にするのだ……もう一度始める為になぁ」
「はぁ……はぁ……気を付けて……」
 カプセルの中で、時間旅行のサポートに力を吸われている状態でも
「愛理さん」
 必死に声をかける。
「どういう事」
「その人、横沢さんじゃありません……多分」
「「ヨコザ!」」
「いつの間にか……乗っ取られている」
「ひひひひひひひひひひ、これも一つのバックアップじゃよ!」