「これか?」
 銀色の兵隊を左右に開かせながら、緑色の女がやって来た。
「私の!」
 そいつの機械の様な指先が青いメダルを4枚弄んでいた。
「メズール、お前の研究はこのメダルで十分だ。その肉体は先ほど言われたようにこいつらの慰安婦になれ!」
「痛い!」
 比奈が何かされたらしい。
「筋弛緩剤だ……その女の怪力は男を殺す」
 納得してしまうメズールだった。
「すまんな……牝奴隷の道一直線だ」
「ええええ?」
「安心しろ、仕事分のザギンは支払うよ、ザンギャック帝国はホワイトな帝国だ!」
 合図が送られる。
「え?」
 二人の肉体は彼らの艦へと運ばれていく。
「男の欲望に、狂うがいい」