「なに、これ……なに……」
 ベッドから降ろされて、ただ立っているだけなのに、空調機からの風が肌を撫でると快感に変わる。
「嬉しいでしょう、完全体よ。 思うがままに欲望に生きればいいわ!」
 それは本望だが、かつて望んでいた欲望ではない。
『ああ……気持ちよくなりたい……誰かに服従したい……誰でも良いから虐めて欲しい』
 そんな、心の奥からそんな感情が沸き上がって来る、何度否定しても直ぐに思考がそれで染められてしまう。
「どのゴーミンを選んでもいいわよ欲望を叶えなさい」
 メズールの返事も待たずに、ゴーミン達は我先に飛び掛かった。

「あ……ああ……映司くん、アンク……どうしたら……力がでない……」
 比奈の怪力に手を焼いたザンギャックは強力な筋弛緩剤を投与し、両手を縛ったうえで慰安婦として使用していた。
「はぁ……最高だ、この引き締め具合! 何度でも出せる! うっ」
「あっ! いやぁ……」
 バケツ頭は子宮口に押し付ける様に大量射精した。
「ああ……うそ……」
 すぐ横ではメズールがつれて来られて。まるで性格が違う様に男に奉仕している。
「ああ……ダメなのに……ダメなのに……」
「メズール……」
「さあ、交代だ!」
 バケツ頭が位置を代えようと動き出す。
「そうね、交代しましょう」
 銀色の壁から真っ白な手が伸びて来ていた。