「ふむぅ~お兄ちゃんから返信がない、何かあったのかな?」
 しばらく前から実家に帰っていな所か、携帯も繋がらないのだ。
「何をしているのかしら?」
「え?」
 背後に突如現れた気配。
「あはははは……」
 その声には聞き覚えがあった。
「お兄ちゃん?」
 振り向いたそこには誰もいない。
「どうなってるの?」
 何かが起こっているのは理解出来たのだ、ただその中身までは見通せない……
 気配を探ってあとを追っていく。
「ここって私の通ってた小学校じゃない……」
 見覚えのある場所、懐かしさがあるかというと夜の姿はあまり記憶にない。
「お兄ちゃんったら、何をしてるのかしら?」
 一瞬見えた時には裸の女性を連れていた気がするのだが。
「まさかね……」
 外を全裸の女性と歩くなど考えられない。
「あれ? わたしなんで? きゃぁああああ!!」
 校門をくぐったすぐ内側で桃の手は勝手に桃を裸にしていた。
「覚えているのじゃないか? 桃」
「え?……なんで……」
 覚えている気がする、全裸で外を歩き恥ずかしいのに命令する男達にお尻を突き出す……
「知ってる……」