黒羽 競子
とんでブーリン

そこは男子校のトイレのなかの図



どうしてこんな事になってしまったのか……



「あ〜ん、どうしてこんな事になってしまったの?」
「そんなことわたくしに聞かれても困りますわ!」
「なによ〜、黒羽さんが悪いんじゃない!」
「なにを……」
 今二人はどこかの男子校に連れ込まれてトイレの中に監禁されていた。

 事の起こりはちょっとした悪戯だった、競子が父親の隠し持っていたSM小説の真似をして果林に電車の中でイチジク浣腸をしかけた事に原因があった。
 そこをいかにもガタイの大きな不良高校生に見つかって
「お嬢ちゃん方、いい事してるじゃん、まぜてくれないかな……」
 そしてこの事を誰にもいわないと言う約束でこの学校まで連れて来られたのだった。

「覚悟はいいな、ここに来る奴等のペニスを咥えて全員分のミルクを飲んだらおしまいだ」
「そうしたら帰してくれますの……」
 男はニヤリと笑った、そして
「まあ、ちゃんと出来たらな、出来の悪い方はここで輪姦だ!」
「「!」」
 二人が息を呑む。
「わたくしが悪いのです、国分さんは赦してあげてください」
「なに言ってるの、私があの時声を上げたから見つかっちゃたんだよぉ」
 いつもは素直になれない二人の本心は友達思いの優しい娘だった。
「美しい友情だな……」
 男の後ろから何人か厳つい体型の男達がやって来る。
「征治さん、準備出来ました、体育会系の奴等50人ばかし集めましたんで」
「50人?……」
「おう、一人25人だ、もしかすると二三回ずつやるから増えるかもしれんがな」
「嘘……」
 そして二人の回りに備え付けられていくビデオカメラ。
「何でそんなものを持って来るのよ!」
「まあ、電車のなかのことは忘れてやるし、だれにもいわねぇ だがこっちもせっかく捕まえた獲物を逃す気は無いんでね」
「「イヤァァァァぁぁッぁぁぁぁッァァァァァッァァァッァァァッァァァァッァぁxxッぁぁッぁぁぁッぁxあ」」
「二人の友情が長く続く事を祈ってるよ」
 征治の手にまた新しい奴隷が加わった瞬間だった。



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