マチ
H×H

君の泣きが見たかったんだ……の図



ツボという物はね……



(んっ・・・ここはどこだ?
 ここはどこだ・・・だと!?)
 マチは自分の思考に驚いていたマチほどの使い手、ましてやいつ敵の襲撃が合ってもおかしくないに立場にあって『寝惚ける』という事はイコールを死を意味していると言っても過言ではない。
 しかし現にマチは現在位置や状況が全く把握できていない。
 現状を把握するためにマチは必死に記憶を巡らせる・・・自分をターゲットとした追っ手に追われていた事、そして追っ手との戦闘・・・それ以降の記憶がない。

 ジャラ・・・

 動いた事により自分の首に首輪と後ろで両手がロープでで縛られていることに気が付く。
 それは囚われの身を意味し、戦闘での敗北を意味していた。
(くっ・・・負けたことに気が付かないほど一方的にやられちまったってのかい)
「おや、お目覚めですか?」
「!」
 聞き覚えのある声、自分の記憶にある追っ手と一致する。
 マチは男をキッと睨み付ける。
「怖いですね、そんな目で睨まないで下さいよ。
 どうですか捕まった気分は?幻影旅団のマチさん」
「旅団と知って私を捕らえたのかいい度胸じゃないか」
「仕事ですからね、さて現在の状況を知りたいのではないのですか?不安で仕方ないのでしょう?」
 あえて不安を煽るように言う。
「教えてくれるってのかい?
 冗談言うんじゃないよそんのもの信じられるとでも思うのかい」
「信じる信じないはあなたの自由です」
(確かに私を簡単に捕まえるほどの使い手が状況を言った所で変わるとは思えない、私をナメてるのか?だったら・・・)
「いいだろう、言ってみな」
「囚われた者の口ぶりではありませんね、まあいいでしょう。現在の場所や雇い主の名前は契約上言えませんがね。
 私はこの建物の主に雇われあなたを捕らえる仕事を受けあなたは私との戦闘に敗れここに監禁されています。
 もう1つあなたは私の念能力によってここから逃げ出すことは出来ません、絶対にね。
 逆に私の念が無ければ簡単に逃げることが出来ます」
「いまいちサービス不足だねそこまで自信があるんならあんたの念能力は教えてくれないのかい?」
 見え見えの挑発、しかし男は歪んだ笑みを浮かべ言い放つ。
「条件次第ではお教えしますよ」
 予想外の答えにマチのほうが驚く。
「『これ』を口に含んでいただければ今あなたを縛っている念能力について全てお話しましょう」
 男は自分の股間を指差し条件をつき付ける、そして囚われたマチには状況を打破するために選択の余地は無い。
「分かった・・・」
「いい返事です、ではまず1つだけ私が死ねばその能力は消えます」
(バカめそれだけ分かれば十分だ噛み切ってやる)
 マチは男のモノがズボンから出ると同時に嫌悪感を押さえて男の赤黒く勃起したモノに噛み付く。

(!?・・・噛めない!?)

 マチの行為は噛めずにただ勢いよく咥え込んだだけの結果となる。
 そして男はマチの予想どうりの行動を見て大笑いする。
「くくくっ・・・あーーーーはははっ!
 そんなに勢いよく食いつくなんてよほど餓えていたのですか?
 念能力についての2つ目の説明です。
 その念の首輪をしている者は一切のものを傷つけることは出来ません、ついでに3つ目もう関係ありませんが意識が無い間しかその首輪をつけることは出来ません」
(そういうことかそれなら念能力がバレても関係無い・・・やられた)
 男は悦に浸りながらマチの口を犯し続ける。
 噛むことすら出来ないモノを吐き出そうと抵抗し舌や口内を動かしても男を喜ばすだけの結果と終わり不意に男の
「飲んで下さい」
 の言葉があってすぐに口の中に精液が放たれる。
「ぐっ・・・げほっげほっ!」
 全てを吐き出しせめてもの抵抗の意思を見せる。
「私は飲んでくださいと言ったはずですが?」
 男は期待を裏切られ不機嫌な中にもどこか楽しそうに言う。
 マチはこの時すでに決心をしていた。
(・・・・こんな奴に好きにされるくらいなら)
 自由になった口、マチは自分の舌を噛みきった・・・つもりだった
(また!?自分で舌を噛み切ることすら出来ないのか!)
「本当に囚われた人の行動と言うのは単純ですね・・・
 素直に従うか、自殺を図るか2つに1つ、でも私の能力の前では後者の選択肢はありません。
 ついでに言うと壁に頭をぶつけての自殺もオートでガードしてしまうので出来ません。」
 男の言葉に追い詰められ例え様の無い絶望感に襲われ放心状態となるがそれもつかの間、男の言葉が無理矢理現実に引き戻す。
「私の雇い主がいらっしゃいましたよ」
「・・・」
 扉が開かれる、マチにとっては地獄の門が開かれるも同然だった。
 そして肥えた中年男が現れマチの体を舐めるように見る。
「調教のしがいのありそうないい女だな・・・」
「私の役目は終わりですね、私はこれで失礼します。
 存分にお楽しみ下さい」
「うむ、間違っても死ぬんじゃないぞお前の念が無くなったら一瞬で殺されてしまうからな」
「善処いたします。
 そうそうマチさん、万が一私が死ねばその首輪が無くなりますのでそうしたら自由ですよ。
 それまでがんばって意識を保って抵抗してみてください」
「余計なことを言うな!
 すぐに抵抗する意思なんぞふっ飛ばしてくれるわ」
「はははっ、では失礼します」

 男が帰り中年男とマチの二人だけとなり調教の時間が始まった。
「お前は針を使う技が得意だったな
 いっぱい用意したのでな、ワシ直々に針治療を行ってやろう」
 そういうと中年男はマチの服をはだけさせ、いきなりマチの乳首に針を突き刺した。
「痛っ・・・やめろ!やめないと殺すぞ!」
 マチの懇願にも似た脅迫を聞いているのかどうか中年男は無言でマチの体中に針を1本1本ゆっくりと時間をかけて刺し、針が刺さったまま時折愛撫を加えていく。
 マチは痛みと屈辱感、嫌悪感で自分でも気付かぬうちに涙を流していた。
「はははははっ!!!それだ!!!
 お前のその無き顔が見たかったのだ!!!」
「くっ・・・くそ・・・」
「そんなに嫌な顔をするな、まだまだ時間はたっぷりあるからなゆっくりと調教してやる。
 そういえば、お前は針のほかに糸も使うんだろう?次は強化した糸で縛り上げてくれるわ」
(み、みんな、この際ヒソカでもいい誰か助けて・・・)

 マチに今出来ることは男が死んで首輪が外れるまで責め苦に耐えるしかなかった。
 いつまで続くかも分からない調教を・・・



よっしーさんに頂きました、ありがとうございます



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