黒沢 美歌
金田一少年の事件簿

実はあったのだ写真も……の図



「写真のほうが画像が綺麗だぜ」



              『 金田一少年の事件簿 』 
            【オペラ座館・新たなる惨劇〜外伝】
              < 黒沢美歌の悲劇 >

それが全ての始まりであったのかもしれない、一つの悲劇が復讐と言う名の惨劇を生み出したのであった。

               『 憎悪 』

この世の全てにおいて自分が一番であり、世界の中心であった。
父の主宰する劇団の若手の中で、いや!劇団最大のスターであるのは、常に自分なければならない、それが当然の事であり、必然なのだ!だからこそ、あの人は私にふさわしい人であり、あんな小娘には、贅沢で勿体無い男性のはずだ、なのになぜ彼は私を選ばずに、あの小娘を選んだのか?そして、今度の舞台で、なぜあの小娘がヒロインに抜擢されたのか?
答えは決まっている、あの小娘が卑怯な手を使ったに違いない、演出家として名高い父親、黒沢和馬の権力を利用したのか、それともその貧弱な身体でも使って、男達を誑かしたのだ!
そう真行寺聖子は酒盃を空けながら確信した。
でも彼女は気がついていない、と言うかわざと気がついていない振りをしている、実は今考えた事は、自分自身が今までにした事であると言う事に、確かに彼女の女優としてのは実力は群を抜くものがあるが、それだけで彼女は劇団のスターと言う地位に着いた訳ではない、当然の如く劇団の主催者である父親の権力と、その肉体の魅力を使って、劇団でスターの座を得ていたという事実を、自分では無く黒沢美歌にあてはめていると言う事を…
それ故に彼女、真行寺聖子は決め付けていた、小娘の黒沢美歌が、卑怯な手段を使っていると、しかしそれはまるで違っている、黒沢美歌の役者としての才能と、絶間の無い努力が、結実した結果の正当な報酬として幸運が彼女に微笑んだのだ、だがその事実を彼女が認める筈は無いし、認める事は出来ない、だから彼女はまるで別の事実を考えて、それが正しい答えとして結論を出す。
小娘の黒沢美歌が卑劣な手段で、自分から男もスポットライトも、それら全ての幸せを掠め取って行ったのだと、だから彼女は一つの考えに行き着いた。
卑怯な手段で、私から取り上げていった幸せを取り戻してどこが悪いのか?と言う考え、思考へと、その取り返す手段が如何に卑怯だとしても、最初に卑怯な手段で自分から幸せを奪い去ったのは、あの小娘なのだ…酒のまわり鬱屈した精神の澱みの中で、その考えは正当な行為だと言う確信に変化していく、そして彼女は酔いが醒めた後に行動を起こし始めた。


          『 悪魔の誘い 』


「ありがとうございます。聖子さん」
手渡されたグラスを受け取りながら、黒沢美歌は礼を言う。
「いいえ、どうしたしまて、それよりも…おめでとう…美歌さん」
やや聖子の声には、皮肉のようなニュアンスが含まれているが、美歌は気がつかない、美歌自身も後輩である自分が、先輩である聖子を差し置くような格好で、今回の舞台劇【オペラ座の怪人】のヒロイン、クリスティーヌ役を射止めたことに対して多少の負い目に似たような物を感じているし、聖子もその事で嫌がらせじみた事を仕掛けてくる、もちろん正当な実力により射止めた役で負い目などを感じる必要はないのだが、心根が優しい美歌としては、心苦しく思う所がある、だから聖子が…
『クリスティーヌ役の成功おめでとう、少しお祝いをしてあげたいな、今日の夜は私に付き合ってくれないかしら?』
そう誘われた時には、彼女と和解が出来たと喜んでその誘いにのり、こうして彼女の部屋にいるのである。
「はい、これも聖子さんを始め、スタッフの皆さんのおかげです。ありがとうございました」
再び、ペコリと頭をさげて礼をした美歌は気がつかなかったが、聖子のコメカミが微かにピクリと、ひくつき目が険しくなる、美歌の本心からの感謝の言葉も、逆に聖子には皮肉にしか聞こえないだ、それなのに聖子はわざわざ美歌を、舞台の成功を祝うという名目で、このマンションに招待して、グラスのジュースを勧めるなど親切に接しているのは奇妙と言えば奇妙な事であった。
「ねえ、美歌さん…少し聞きたいんだけど、今度の舞台で主役を得るのに、どんな手段を取ったのかしら?」
進められるままにジュースを飲んでいた美歌が、驚いたような顔をして聖子を見る。
「手段て、今まで一生懸命に努力したから、がんばったから…だと思います」
聖子が、蔑むような笑みを浮かべながら言う。
「そうね、私が努力をしなくて、がんばらなかったから…実力がなかったから、実力があった貴方が主役になった…と言う事を言いたいのね?」
「いえ、違います…えっと、今回はたまたま私が…」
聖子が、美歌に近寄るとその顎を掴んで自分の方に向けさせながら言う。
「正直にいなさいよ、父親の黒沢和馬のコネを使ったて、それともこの貧弱な身体で主役を盗んだの?」
そういいながら、聖子の手が美歌の乳房を服の上から思いっきり握り締める。
「あっ!」
突然の事に、美歌が反射的に聖子の腕を払いのけ様としたが、身体が泳ぐ様によろめいて、そのまま床に崩れ落ちるように座り込んでしまう。
「あら、ようやく効きだした見たいね、二人とも入ってきてちょうだい」
床にへたり込んでいる美歌を蔑むように見下しながら、聖子が誰かを呼ぶ、その聖子の呼び声に誘われるように二人の男が現れた。
「滝沢さん、と緑川さん…」
美歌は現れた二人を知っている、同じ劇団に所属する先輩の劇団員であった。
「ねえ、もう一度聞くけど、悔い改めて今度のクリスティーン役を…私には実力不足でした…と正直に言って降板し、その上で能条光三郎さんとの婚約も破棄しなさい、そうしたらすべてを水に流してあげてもいいのよ?」
美歌は、聖子が名に言っているのか意味がまったく理解できなかった。
「聖子さん、なにを一体…それに滝沢さんと緑川さんも…」
立ち上がろうとした美歌が、足をもつれさせてその場に転ぶ、その拍子にスカートが捲れ上がり、白い下着が剥き出しになってしまう。
「あっ!」
慌ててスカートを押えて、姿勢を正す美歌だったが、その姿は二人の男にしっかり見られていた。
「ふ〜ん、そうなんだ、そうやって男をたらしこんでいたのね、さすがだわ…だったら、希望通りにしてあげるわ」
聖子が、立っている二人の男に何か指示を出す、その指示を待っていたかと言うように、二人に男は倒れている美歌に近寄って行く。
「聖子さん、これ…いやっ!よらないで、来ないで下さい!」
美歌は、立ち上がろうとするが足がもつれ身体が揺れ動き、思うように動けないでいる。
「さっき貴方に上げたジュースに、薬を少し入れさせて貰ったの、大丈夫死んだりなんかしないから、でも身体の自由は利かなくなるでしょうけどね…ホホホ…」
立ち上がれず、四つん這いで這うようにしながら、二人に男達か逃れようとする、美歌の姿を見下し、笑いながら聖子は言う。
「いやっ!聖子さん、どうして…助けて、助けてください」
這いずりながら、美歌が聖子の足にすがりつくが、聖子はそんな美歌を見下ろしながら言う。
「あなたが悪いの、そうあなたがが卑怯な手を使うのが悪いのよ、後は任せたわ、好きなようにしてあげないさい、この娘が望むようにたっぷりとね」
そう言うと、聖子は部屋を出て行く、さすがに目の前で同性が凌辱される姿を見るのは、気が引けると言うことであろうか?
後には薬で身体の自由を失った美歌と二人の男が残される、そして男達は倒れこんでいる美歌に近寄っていった。。


            『 欲望の宴 』


金と将来における約束、それがこの仕事を引き受けた動機だ、ただしそれは半分でしか無い、緑川のヤツは、そうだったろうが、俺にはもう一つの目的がある、それは黒沢美歌自身だ。
今から二年前に彼女が劇団に入ってきた時から目を付けていたのだが、最初は美歌の父親である黒沢和馬が目的だったが、この二年と言う年月は黒沢美歌を磨き上げ、俺の趣味に合う女に成長させた、どこか少年を思い起こさせるような中性的な魅力を持ちながら、舞台で鍛え上げられた肉体は、尻の丸みも良いが意外に大きい胸も男を誘うかのようだ、あの肉体を抱いて思う存分に嬲り尽くせばかなり楽しめそうだ。、
しかし俺が手を出す前に後輩の劇団練習生、能条光三郎の奴が、横から掻っ攫ていき、婚約までしやがった、結局俺は指を加えてみる事しか出来ないでいた。
そんな時に聖子の奴に、この仕事を持ちかけられる、この仕事とは、美歌を強姦してくれ問う言う話だった。
聖子の奴は、自己正当化の言葉を捲くし立てたが、何の事は無い男に振られた(聖子のやつも能条光三郎を狙っていたようだ)恨みと、今回のヒロインの座を奪われた嫉妬から、考え出された行動だと言うのは、一目瞭然だ。。
この仕事を持ち掛けられ、俺はそれを了解する事にした、提示された金額と将来の約束も魅力だったが、それ以上に黒沢美歌を犯せるチャンスだったからだ、恋人にする事が出来ないのなら、このチャンスに肉体だけでもちょうだいした方が利巧と言うわけだ。
「おい緑川、さっさと捕まえて、ベッドの上に持ち上げて置けよ、俺はちょいと準備すからな…」
そうだ、このチャンスを逃す手はない、俺の趣味であるビデオで、美歌を強姦する貴重なシーンを録画する準備をしなければならないのだ、なにせ17歳と言う年齢だの上に、中性的な魅力を持つ美少女とくれば、こんなチャンスはめったにあるもんじゃない、録画して置けば大切なコレクションになるはずだし、いざと言うときの脅迫に使えるし、上手くすれば今後も俺の肉奴隷にする事が出来るかもしれない…
俺は用意してきたビデオをセットして電源を入れる、最初に美歌を犯すのは俺なので、そのビデオを緑川に渡して撮影するように命令する。
「おい、いつもどおりにキチンとやるんだぞ、いいな」
実の所を言えば、俺は緑川の奴に何度か似たようなシーンを撮影させた事がある、もちろん今回のような強姦シーンではないが、さすがは演劇に多少なりとも関わっている人間が撮影した物と言う事か、それらは満足行く記録が録画されるていた。
だが、このやりとりをしている最中に美歌は、ベッドから這うようにして降りると、ふらつく足で逃げ出そうとしてドアの方へと歩き出していた。
「やぁぁーー!!」
 狭い室内だ、如何に逃げようとしても逃げ切れる筈もない、それに逃げるのを追いかけるというのも面白い、そんな事を考えながら美歌を追い掛け回した末に。ベッドへと再び連れて行き、捻じ伏せる。
「やめてください!助けて、助けて光三郎さん!いやぁぁーーー!!」
 悲鳴を上げて恋人の名を呼ぶ美歌に俺は、ゾクゾクするような興奮を覚える、そして俺はベッドの上の美歌に襲い掛かった。
これが普通の状態だったら、かなり激しい抵抗をされて、なかなか思う様に強姦する事が出来なかったであろう。
しかし、薬を盛られてふらふらになっている、今の美歌は激しい抵抗をする事が出来ない、まったくの無抵抗と言うわけでもなく、言うならば強姦を楽しむのにちょうど良い状態と言うところであろうか?
まったくの無抵抗ではサディステックな自分の趣味を満足させてくれないが、激しすぎる抵抗は持て余してしまう、無抵抗でも無く、抵抗し過ぎでも無く、俺が充分にコントロールできるくらいの弱々しい抵抗感が、実に気持ちよかった。
思うように動かない身体で、広いベッドの上から逃げようと足掻く美歌であったが、滝沢に押さえ込まれて身動きも満足に出来ず、それでも何とか滝沢の腕から逃れようと必死に抵抗する。
「ひっ!いやぁっ!やめてぇぇーー!うぅぅ!」
ポロポロと涙をこぼしながら、必死に抗う美歌の顔を、緑川はアップで映し出していく、滝沢に言わせると、この表情が最高だそうだ。
適度の抵抗感を楽しみながら、服を脱がしていく、セーターが脱がされ、薄いピンク色の下着が露になり、それを剥ぎ取られまいとする抗いを押さえ込んで、ブラジャーに手をかけて一気に引き千切る様にして剥ぎ取る、その少年のような中性的な姿から予想もつかないほど豊か乳房が、陥没気味の乳首を乗せて露になる、俺はそれを見た瞬間にむしゃぶりつく!
「ひっ!やだっやめて、やぁぁーーー!」
 頭を振り乱し、悲鳴あげ抗う少女頬に、平手打ちが炸裂する。
「あうっ!」
 大人しくなった美歌の乳房をしゃぶる唇は、乳首を頬張り舐め転がす。
 乳房を揉みながら乳首を頬張り、口の中で転がすと、乳首がプクリと膨らんでくるのがわかる、その膨らんできた乳首をさらに舌で転がし舐めしゃぶり噛んで、その乳首の感触を口の中で味わう。
 唇が乳首から離れる、細く繋がった涎が、ポタポタと身体の上に落ちて肌を濡らしていく、その涎が引き伸ばすかのように掌が伸ばされて、再び乳房を揉み上げ嬲り上げて行く…
「あうっ!」
少し強く噛んで、美歌に声を上げさせて反応を楽しみながら、唇を舐めるようにしながら奪う。
「んっ!んんゃーーーんっぅぅーーー!」
唇を塞いでいるので声を出せない美歌が呻く、さすがに舌を入れる事は噛み切られる恐れがあるので入れないが、その代わりに唇を丹念に舐め上げながら、涎でべちゃべちゃに顔を舐め上げる、真正面にある美歌の瞳が見開かれ、そこから涙が止め処も無く流れ出しているのが見える、ゾクゾクするような快感…俺は、我慢できなくなっきた。
下半身…スカートが剥ぎ取られて、上と揃いのピンク色の下着だけになった下半身、その下着に手が掛かり一気に引き下ろされ股間か、剥き出しにされる。
「あっ!だめ、やめてぇ!」
引き剥がされるスキャンティーを掴み、何とか剥ぎ取られまいとした美歌であったが、それは抵抗にもならない、剥ぎ取られたスキャンティーはベッドの下へと投捨てられ、美歌は全裸にされてしまった。
綺麗な身体であった…ある意味、犯すのがもったいなくなる様な清純な色気が、身体から満ちている、しかしそれも一瞬の事、逆のその清純な肉体を思う存分に汚してやりたいと言うサディステックな感情が、圧倒的な感情に激流となり沸きあがって来る。
「あっ!いやっ!やぁぁーーー!!」
 抗う美歌の声を無視して俺は、両足を大きく広げる、そして大きく曝け出された下半身を見る、茂みが目の前に曝け出される、俺はその茂みに顔を近づける…
 「あっ!だめぁぁめぇぇぇーーー!!いやぁぁーーーー!!」
 ペチャペチャと茂みを舐める、そしてその割目へと舌を這わせ舐め上げて行く…
「うっ…うぅぅ…やだぁ…」
 充分に濡らした後で、喘ぐような声を出す美歌をうつ伏せにさせながら、腰と言うか尻を掴みあげち上げるようにして、四つん這いの格好にさせる、今まで俺に覆い被されていたせいで周囲の状況が解らなかった美歌は、この時点で初めて自分がビデオで撮影されているという事に気がついたようであった。
「いやぁ!撮らないで、やめてぇぇーーー!」
四つん這いにされた状況で、美歌が撮影をしている緑川の方に撮影を何とか止めさせようとするかの様に、腕を伸ばしてビデオを取り上げようと足掻くが、下半身をがっちりと押さえ込まれている状況では、手が届く筈も無く足掻くだけであり、逆にビデオに映し出されている姿は、四つん這いになり乳房をブルブルと振るわせながら、涙を流しながら必死の形相で叫んでいるという、サディストな俺が満足するであろう画を撮影している筈だ、そして前方のビデオに気をとられて、無防備となった下半身に俺のペニスを突きこんでやるのは、簡単な作業であった。
「ひぃぃぃーーーーー!!」
乳房を揉んだり、唇を嬲ったりと言う行為は、心が拒絶していたとしても、肉体的な反応は行為に対して、正当な反応をしている、少し濡れ始め膨らみだしたヴァギナを散々に舐め上げて準備は済ませている、俺はそこにペニスを思いっきり突きこんでやったのだ、その瞬間!美歌は引きつったような悲鳴を出し、身体を強張らせヒクヒクと痙攣をし始めた。
際高い絶望の悲鳴をあげる美歌の股間へと、俺のペニスが沈み込んで行く、カメラワークを考えてか緑川が、その接合部分をアップにして撮影する、裂けた股間から流れ出る、破瓜の血が太腿を伝いシーツへと落ちていき、点々とシーツを赤く染めていく…
「あっ!ああぁぁーーー!痛い!いいいぃぃーーーやぁぁぁーーー!!」
そして、次の瞬間に激しい悲鳴を張り上げて暴れだす、薬が切れたのかと思うほどの激しい動きであったが、それもほんの数瞬の事ですぐに全身の力が抜け落ちたかのように、ベッドの上に身体を突っ伏す…もちろん下半身を抱えあげられ、ヴァギナにペニスを突っ込まれたた状態で…
「あっ…ああ…いやぁぁ…やだよぉぉ…光三郎さん助けて、助けて…光三郎さん…」
突っ伏し、能条の名前を呼びながら泣き始める美歌、その姿を見ていると哀れみよりも、逆にもっと虐めたくなってくる、そして俺はその思いに正直に行動を開始した。
「おら!顔を隠してんじゃねぇ、主演女優がそれじゃ客は呼べねえぞ!」
突き込んだままのペニスを、激しく動きながら、背後から乳房を嬲り、身体を汚していく、抗う美歌の身体を押さえ込みながら、暴力で屈服させ犯していく快感…
 俺は、さらに奥深くへとペニス捻じ込む!
「ぐっ!」
その痛みで顔を上げた美歌は、思い出す…この姿をビデオに撮られていると言う事に…
「いやぁ、カメラ!だめぇ」
必死に自分を撮り続けているビデオを止めようとし、ビデオの方にベッド上を這いずるようにしながら近づくが、下半身に突き込まれたままのペニスと、腰を?まれている下半身は動かない、いや太腿に伝い落ちベッドのシーツを紅く染める破瓜の血を引きずりながら、多少はビデオに向かって動くのだが、すぐに引き戻されて激しくペニスを突きこまれ、その度に苦痛に満ちた無残な表情をビデオに撮影され続ける、これは滝沢が美歌の足掻く姿を念入り撮るために、わざとしている事であった。
それを知らないというか、そんな事を考えられないで美歌は何度でも必死になり足掻き続けたが、やがて滝沢が下半身を激しく動かし始める。
「さて、破瓜のシーンは充分に撮らして貰った、今度は初めて膣内射精をされる瞬間を撮ってやるかな、良い顔をするんだぞ!」
「いやぁーー!出さないでぇぇぇ、出さないで、お願いです!誰か、光三郎さん!たすけてぇ!光三郎さぁぁーーーん!!」
必死に哀願を繰り返す美歌の足掻きを楽しみながら、俺は美歌の体位を仰向けに変化させ、美歌の身体の上に完全に覆い被さる格好で、深く挿入されたままのペニスから精液を膣内に注ぎ込んでやった……
「ひっ!だめ!だめ!出さないで、中はいやぁぁーー!!」
ピタリと腰を密着させながら、俺は蠢き胎内にドロドロとした精液を吐き出して、染み込ませていく…
「あっ…あぁぁ―――やぁぁーーーー!!」
 胎内に染み込んでいく感触を感じるのか、美歌は拒絶の叫びを上げるだけしか出来ないようだ、俺の気分は最高に高まり、美歌の胎内に思いっきり射精をし、一滴も漏らすまいとでも言うように、出し切るまでペニスを挿入し続けた。
「あっ…ああ…いや…光三郎さん…いや、助けて…」
呻くような美歌の声を聞きながら俺は、とても満足だった。
ズルリと…股間からペニスを引き抜く、膣内射精された事により、虚脱状態に陥った美歌を、見下ろしながら俺は緑川に指示を出す。
次は御前の番だという指示を、カメラは固定さし虚脱状態の美歌を撮り続けている、交代した俺は緑川に指示を出し、美歌を置かせ始める。
 仰向けでぐったりとしている美歌の上に覆い被さるようにしながら嬲り犯して行く緑川の姿、乳房が揉まれ尻たぶに指が食い込む、そして泣き濡れている顔にペニスが突きつけられた。
「ひっ!」
 ぐったりとしていた美歌が、目の前に突きつけられたペニスを見て、小さな悲鳴を上げ逃げ出そうとしたが、髪をつかまれて逃げる事を許されない、口にペニスが突き込まれた。
「うつぐぅぅぶぅあぁっ!」
 グポグポと、口に突き込まれ出し入れされるペニス、てらてらと唾液で濡れている…
「うぶぅつ!!」
 目が限界まで見開かれ、頬が大きく膨らむ…唇の端…鼻の穴…白くどろりとした粘液が、溢れ出して汚していく、もちろんその行為は俺がビデオに写し撮つている…
「うっ…げふっ!うげぇぇ〜…」
口の中に吐き出された精液を吐き戻し、その場に倒れるようにぐったりとしている美歌の姿を見ているうちに、俺のペニスは再びムクムクと硬くなって来る…我慢できなくなった俺は、カメラをその場に固定すると、緑川と一緒に美歌に襲い掛かる。
事前に用意してきた道具類を、取り出して美歌に使用していく、自分の性欲を満たすために用意した数々の代物達…手錠で拘束して、天井から吊るしながら尻の穴を犯す!逆さまにして膣に蝋燭を差し込んで火をつける、風呂場へ連れ込んで何リットルもの浣腸を注入させ、腹の中にある全てをひり出させた上で、腕を捻じ込んで感触味わう…美歌を監禁した数日間に、およそ考えられる全ての凌辱行為を楽しんだ…


                『 さよなら 』


美歌が解放されたのは、数日後…行方不明となった美歌の代わりに、代役として聖子がクリスティーヌを演じる事が決定し、公演が再開された後であった。
それまでの間、美歌は二人の男達に散々なまでに犯され続けていた。
主に美歌を犯したのは滝沢である、ありとあらゆる変態趣味を満足させる肉人形として美歌を扱い、己の欲望を満足させていた。
(実は、美歌を解放する日はもう少し早い日を予定していたのだが、滝沢の提案により一日伸ばしされていたのである、もちろん美歌の肉体を手放してしまう事を不満に思った滝沢の思惑で…)
――あたし、もう、光三郎さんと結婚できない――
そう美歌は考えている、肉体と精神の両方に刻み込まれた凌辱傷痕は、永遠に消える事はないであろう、とてもでは無いが光三郎さんと顔をあわせることなど出来ない…
でも最後に光三郎さんに会いたい…でも合わせる顔はない…矛盾する思いの末に、彼女のとった行動は、手紙を書くと言うことであった。
美歌は、事の顛末の全てを書く…書かなければ、光三郎さんに謝りたかった。結婚できないわけを、そして幸せだった時の事を…書き終えた手紙をポストに入れる、これで美歌が苦しみに満ちた、この世界に留まる理由は無くなった。

父親である、黒沢和馬の心配そうな表情が、唯一つの気がかりだったかもしれない…
スポットライト、観客の拍手もない暗く寂しい舞台の上、小さな頃から憧れであった舞台の上で死ぬ事が出来るのを、唯一の幸福だと考えて美歌は用意した砒素を飲む…しかし、苦しいばかりで死はなかなか訪れない、苦しさのあまり前もって用意していたナイフで手首を切るが、それでも死ぬ事が出来ない、苦しい!早く死にたい!でも死ねない!何度も何度も手首を切り、ようやくに死が目前に迫ってきてくれた時に、身体を持ち上げられる感覚がした…
誰かが私の名前を呼ぶ…誰だろう…ああ…あの人だったらどんなに嬉しいだろう…
「――こうざぶろ……さん――」
それが、黒沢美歌の最後の言葉であった。

そして、数年後に始まる殺人劇【オペラ座館・新たなる殺人】の開演のベルでもあった。

                                終




蛙雷さんに頂きましたありがとうございました。



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