いつものようにご主人様に連れられてやって来た部屋は薄暗い所だった。
 口でのご奉仕が終ったあとで誰かが扉を開けては行って来た。
「ありがとう」
 ご主人様はその大きなものを受け取ると
「培養するのに少し時間がかかってしまってね、ほら君の子供達だよ」
 ご主人様がそう言ってガラスのケースをおいた、その中には水のようなもので満たされていて蛙の卵がバラバラになって入っているようだった。
「まさかあれが夢だとでも思っていたのかな…… 君は大事な実験動物なのだよ」
「いやぁぁぁぁぁっぁぁぁっぁぁぁぁっぁぁぁぁっぁぁぁっぁぁぁぁぁぁっぁぁぁ」
 世界はどこまでも寒く暗かった……