「感じたじゃないか」
 ボールが濡れて裕奈の息も上がっていた
「はぁはぁ……」
「これで……まき絵は開放してくれるのね、もう手を出さないと誓ってくれるわね」
 裕奈は息を整えながらそう訴える
「まだだな」
 教師は凶悪な雰囲気をまといながら
「何でよ!」