「ほーら」
 四つん這いにした夕映の下に置いた洗面器には乳白色のミルクが溜まりはじめる
「うそです」
 それは思うよりも早く溜まっていく
「今度からは胸にあて物が必要だよ」
 夕映は泣き出してしまわない自分が不思議だった。