「ちょっと待って下さいさいよ」
 駆けて来た男はさっきのメンバーの中にいたはずだった。
「なにか?」
 だからといって付き合う義理もない、桜子の暴走には円が付き合うみたいだから
「あちらの二人が呼んでるんで……」
 やっぱりと思う、しかし
「ごめんなさい、私この後用事があるの……ちょっとね」
 もともと今日は彼とここを回る予定だったのだから、そしてそれにあの二人が付いて来ただけだから
「そうはいかんのですよ」
 バチッ!