刹那はその写真を見た瞬間に怒りに身体を振るわせた
「許せん!このようなものを!」
「まて」
 駆け出そうとする刹那を真名が抑止する
「しかしお嬢様を」
 刹那にとって大切なのはこの世にただひとつの木乃香お嬢様だったから
「相手の場所も知れている、お嬢様を呼び出すときに先回りすればいい」
 そのとおりだった
「このことは……」
「他にはもらしてないよ」
 だから刹那は一人で処理すると決めた