ガチャ
 ドアが開いて入ってきた研究員の顔は陵辱者のそれだった
「外しちゃダメだって言ったのに」
 手が縛られたままで外せるわけも無いのに
「葉加瀬、頼みますよ」
「ち、違うの……」
 恐怖にすくむとはこういう事なのだろう、いつもはたつ弁舌がからっきしだった