「ほら生まれるよ」
 波うっていた下腹部が収まったと思われた次の瞬間、それは爆発した
「ぎゃああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ」
 最初にいた生き物からは想像もつかない触手たちがのたうちながら排泄された。
「大きいねぇ、あなたの魔力は本当にすごいね」
 産まれ落ちた触手の質量は見る間に彼女のそれを上回っていった。