大阪 なる

助けてくれたのは……の図

あれは……


 美少女戦士セーラームーン真伝……白と黒
 その165



「何だ!この喋る黒猫はぁ」
「あんた……これ以上やると呪うわよ……」
 初めて見る喋る黒猫は普通の人間ならびびる、それが自分の教え子を牝奴隷にしようとするものでも
「フギャァアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア」
 そして突然その猫に飛び掛かられた時にとる行動も差異はないだろう
「うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお」
 突如としてなると亜美の窮地は去った……まあ教師の手に写真がある限り一時の平和ではある
「ルナ……」
 亜美は久し振りにあうその存在になにか永遠の時間が過ぎた気がした
「猫が……喋ってる」
 そしてなるもまた普通の人間の一人ではある、が
「あなた……うさぎが飼ってた」
 見覚えがあったのだ
「ゴメンねなるちゃん……私のこと覚えているのね」
 ルナは近寄って来て頭を下げた
「うさぎは? どこにいるの……」
 ルナはゆっくりと首を横に振った
「わからないわ、探したんだけど……他のみんなもね……亜美ちゃん、あなただけでも見つかってよかったわ」
 嬉しそうなルナとは対照的に亜美の表情は今だに暗かった……







なるというより亜美ちゃん?