蛙雷作


「うう…ぐぅ!うぶぅ…うっ!…あぐぅぅ…」
 私の呻き声を無視して、背後の男が膣口に再び男根を挿入してくる…これで、三度目の挿入だ…

 ちいちゃんが用意してくれたお昼を食べての午後のお昼寝…最高の一時だ。
 数年前に旦那を亡くしてから、むすめの千夏…ちいちゃんが、お店を切り盛りしてくれている、母親としては多少情けないが…まあ、自分が料理を作って出したら、お店は半年と持たなかっただろうと自覚しているので、気にしないようにしている。
 夕方になって、ちいちゃんが帰ってきて店の準備を始めるまでは、一時の惰眠を貪ろうと決めトロトロと眠り始めた時に…何か物音が聞こえた。
「ん…?」
 気のせいか?それとも、ちいちゃんが早く帰ってきたのかな?
 重いまぶたを開けて、音がした方を見ようとした時…
「いっ!んぐぅっ!!」
 寝転がっている私に伸し掛かってくる影を見る、そしてその影は、私の口を塞ぐと着てた服を脱がし始めた。
「ひぃぐぅぁっ!」
 大きな声で悲鳴をあげようとしても、塞がれた口では呻き声しか出せない…そうこうしている内に、口の中に脱がされた服を詰め込まれ猿轡をされてしまった。
 男の手が乳房を揉み上げる…いやだ!あの人が死んでから誰にも触れさせた事の無い身体を、こんな形で犯されたくない、いやだ!
「うぐぅぅーーーんがぁっ!!あぐっ!」

 口に噛まされている猿轡を無視して、出せるだけの大声を出そうとした瞬間に、男の平手打ちが連続して炸裂した。
「うるせぇ!テメぇみたいな、蜘蛛の巣が張っているような年増女の穴に突っ込んでやろうてんだ、大人しく突っ込まれろ!このボケッ女!」
 さらに数発の平手打ちが叩きつけられ…私の抵抗しようとする気力は、完全に消え去ってしまった…心の中で死んでしまった、あの人にあやまる…ゴメン…と…
 乳房を揉まれ、乳首をしゃぶられる…溢れ出す涙を止めることは出来ない…両足が大きく押し広げられ、男が侵入してきた…
「うぐぅ…」
 小さな呻き声を出す事しか出来ない…
「はぁ…はぁ…」
 男の荒い息づかいが聞こえる…なんで…ペチャペチャと身体を舐め回す舌の気持ち悪さ…身体の中で蠢くのが解る…そして、そえが快感に変わっていくのも…
「うっ…んぐぅっ!」
 呻き声が漏れ出す。
「なんだ…感じだしてるのかよ…」
 男の言葉が、羞恥心が呼び起こさせる…違う!…私は…いやだぁ!
「ひっうゃ!んぐぅ!」
 男の動きが早くなる、内壁で擦れる男の感覚…
「よしよし、いまたっぷりと出してやるからな、満足しろよ!感謝しろよ!テメエの穴に突っ込んでやった、俺様のチンポにな!」
 ひっ!出される!中に出される!せめてそれだけはやだ!
「ふぅぅーーー!ぐふぅっ!ぐぅぅーー!!」
 男の手が髪を掴んで、ガンガンと頭を床に打ちつける、それでも私は呻き声を出す。
「静かにしろって!」
 男の動きが更に早くなっていく…そして…身体の中に広がっていく熱い感覚と…おぞましさ…
「はぁ…はぁ…出してやったぞ、気持ちよかったろ?なっ?…このまま、また出してやるかな…感謝しな!」
 身体の中で膨らみ充満している感覚が変わらない…それが、身体の中で再び蠢き始める…
「うっ…ぐぅぅ…あぐぁぅ…」
 流れ出る涙を、しゃぶるようにしながら舐め盗って行く男の舌…その舌が、身体中を弄る様に舐めまわしていく…その最中でも、突き込まれたままの男のペニスは身体の中で蠢き、放出された精液でぬるぬるになった膣の中を掻き回し続ける…
「二回目だ…これで、完全に孕んじまうぞ…良かったな、あんたの娘に妹か弟をプレゼントできて…ケケケケ…」
 二度目であった…男が、身体の中に放出する精液の感触を味わうのは…

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「んじゃ、また明日〜」
 先生達の急な会合で、半日授業になったのは…運が良かったのかな?
 家に帰って、夕方からのお店に出す料理の仕込をして…今日は、手の込んだ料理を出せるなと考える…付きだしはなんにしよう?
 すっかりと身に染みた日常が、楽しきもあり…悲しくもある(笑
 とにかく、家に帰ってから考えよう!

「ただいま〜ママ!また寝てるんでしょう」
 そう言いながら、店から居間へと向かう…でも、そこで私が見たのは、寝ているママの姿ではなかった。
 ママはおきていた…男の人の、裸にされて…

 ガタゴトと言う店の玄関を開ける音がした…
(ちいちゃん…?)
 まさか、まだ学校から帰ってくるには時間があるはずなのに…
『ただいま〜ママ!また寝てるんでしょう』
 間違いなく、ちいちゃんの声だ!だめ、きちゃだめ!
 猿轡のまま叫ぼうとする私を一瞬早く男が押さえ込んで、完全に声を出す事を封じられる…近づいてくる足音が聞こえる…だめ!ちいちゃん!だめぇぇーーー!!

 店の方から声がした…学校に行っいた娘が帰ってきたのだろう…捕まえている女が、何か叫ぼうとしたが、すぐに押さえ込んで何も言わせない…考える…考える…そして、考えがまとまり、毒を食らわば皿までも…という言葉を思い起こした。

 裸に剥かれ、犯されている自分の母親の姿を見た娘が、呆然とした表情でこちらを見ている…好都合だ。
「おい、騒ぐなよ、騒いだらお母さん…死ぬよ?」
 娘は、コクリと頷く…いい娘だ。
「こっちに来な…」
 近寄ってくる娘…それを見た女が、何か呻きながら騒ぐが、ぶん殴って大人しくさせる。
「やめて、ママに酷い事しないで!」

「だったら、大人しくしてな…騒ぐなよ、騒いだら…ママに会えなくなるからな!」
 恫喝で、叫ぶ娘を大人しくさせ、まだ何か呻いている女を、引き千切った服で完全に縛り上げて転がす…準備は整った…俺は、大人しくしている娘を引き寄せた。

 先程まで、三回目の射精をしようと考え、女のアソコに突っ込んでいたモノを、娘の眼前に晒しながら聞く
「おい、なんて名前だ?」
 見せ付けられたモノから目を逸らしながら、娘が答える…
「…千夏…有坂千夏…」
 かろうじて出した声…そんな感じの声で、千夏は答えた…
「そうか…千夏ちゃんか…お兄さんと楽しい事をしようね…楽しい事をね?」
 楽しい事…男にとって、新たな楽しみが始まる…それは、同時にちいちゃんの地獄の始まりであった。

 胸の膨らみはまったっく無かった…裸に剥かれた胸にあるのは、小さな豆粒のようなピンク色の乳首と微かな膨らみと言うかしこりだけ、男はその小さな乳首をちゅーちゅーと音を立てて吸い、しこりに掌をあてて摩る。
「あっ…うぅ…ひぅ!」
 吸われる乳首の感覚は痛みだけである、まだ成長期に入り始めたばかりの乳房は、硬いしこりがようやくに出来始めたばかりであり、触れられただけで痛みを感じるほど敏感である…その乳房を無遠慮な男の掌が動きまわり、痛みのみを与えちいちゃんに呻き声を上げさせていた。
「やっぱり、婆ぁとは肌の柔らかさが違うぜ…」
 水分を大量に含んだ柔らかな肌の感触、それだけで男は興奮し始める…服は、すでにパンツまで脱がし終えている…男は、その柔らかな肌の手触りを存分に楽しみながら、口で噛みながら…舌で舐め回しながら…頬ですりすりしながら…そして、硬く硬直した男根をちいちゃんの下半身に擦り付けながら…楽しんでいた。
 ちいちゃんが、小さな声を上げる…剥きだしになった彼女の局部、まだ何も生えていない股間の一筋…そこに男の舌が進入していく…
 ペチャペチャと言うインモラルな音がする…
「あうぅぅ…」
 小さな呻き声…線が薄く割れ、その割目に舌先が触れ、ゆっくりと上下に動かされヒクヒクと刺激をくわえていく…
 舌先が嬲る割目が、少しずつ膨らみ始め、透明な液体が滲み出て、太腿を濡らしながらたれ落ちていく…
 その間、ちいちゃんは何かに必死に耐えるような表情をし、歯を食いしばる…はたして、何に耐えているのか…それは、ちいちゃん自身にもわからない…恥かしさか…恐怖か…それとも初めて感じる快感か…それは、わからない…しかし、ちいちゃんは耐え続けていた…
 時折、小さな消え入る様な声で、哀願とも悲鳴とつかない声を出すが、抵抗はまるでしていない…ママの事を考えれば、出来ないのかも知れない…
 顔を上げた男が、覆いかぶさるように一気にちいちゃんの身体の上に伸し掛かった。
「いぎぃぃいぃぃーーーーー!」
 ちいちゃんの口から悲鳴が吐き出される、男はそれを無視して、さらに身体の奥深くへと突き進む、自分の欲望を満足させるために!
 男の視界に、泣き叫ぶちいちゃんの悲壮な顔が映し出されるが、男はそれを気にすることなく、責め続け…そして、自分の欲望をちいちゃんの胎内に吐き出す…
 どくどくと吐き出されていく欲望の固まり…その感覚に満足しながら男は考える…
「しまった…これだったら、婆ァ相手に二発も出すんじゃなかったな…失敗したぜ…」
 しかし、それでも男は更に二回…ちいちゃんの尻の穴と口に、欲望を吐き出す事に成功した…


 夕方…常連客の一人が、いまだに開店しない小料理屋『みづは』の様子を不審に思い、店の奥のほう…居間に目をやった瞬間に、その顔は衝撃で凍りついた。
 居間の真ん中で、全裸にされ手足を縛られて転がされている母親の三葉と、同じように全裸にされ両足を大きく広げた姿で…その上に股間に大根を捻じ込まれた千夏の姿を見つけたからであった。
 すぐに救急車が呼ばれ、二人は病院へと搬送されたが、常連客達が二人の元気な姿をこの場所で、見る事は永遠に無かった…

                      終