森沢美雪を立て続けに襲った運命は、余りに残酷な物だった。
 長引く不況が、父親の経営する会社を倒産寸前に追い込んだのが始まりだった。
 父親は会社を立て直す為に四方八方に手を尽くし金策に走り回った。
 そのかいあって、会社の状態が持ち直し始めた矢先に、それまでの無理がたたって、父親が過労死してしまった。
 その上取引先の倒産に巻き込まれて、会社が倒産。
 更に母親も心労のため、元々病弱な体を壊し倒れてしまった。
 億単位の負債、母親の入院費、残された家族の生活費と美雪の両肩にはとても支え切れない重荷が圧し掛かって来た。
 既に父方母方とも、祖父母は亡く頼れる親戚も無い。
 過酷な運命の奔流に、美雪は為す術も無く押し流されていった。
 その時大口債券者の一人堀江数馬が、借金の肩代わりを申し出た。
 条件は美雪が堀江の身の回りの世話を住込みでする事だった。
 勿論それが何を意味するかは、世間知らずの美雪にも判っていた。
 が、美雪にその申し出を断る自由は無かった。
 残された家族の為に、自分を犠牲にする悲愴な覚悟で堀江の申し出を受けた。
 そしてその日が来た。
 美雪は身の回りの物を鞄に詰め堀江の家に出向いた。
 玄関のチャイムを押すと、堀江自身がドアを開けて、美雪を迎え入れた。
 堀江は美雪を伴って居間に入ると、そこには、ハッとするような美人が座っていた。
 ウエーブの軽く掛かったセミロングの艶やかな黒髪、知的で切れ長の目、スット通った鼻筋、やや厚めの真紅の唇、ややゆったりした服の上からも判る、豊満なそれでいて引き締まったボディーライン。
 美雪は思わず息を呑んだ。
 美雪自身、人並み外れて可憐な容姿の持ち主だが、その美雪が見ても嘆息が漏れる。
「こちらは、友人の沢本雪江さん。こちらが、今度私の世話をしてくれる、森沢美雪くん」
 堀江が女同士を紹介した。
 雪江は立ちあがると、艶然と微笑みながら手を差し出した。
「よろしくね、美雪さん」
「こちらこそ、よろしくお願いします」
 差し出された手を握って、美雪は挨拶を返した。
 目と目が合った瞬間、美雪は全身に寒気を覚えた。
 堀江と初めて会ったときも、冷たいものを感じたが、その時とは比べ物にならない程だった。
 堀江のそれが氷だとすれば、雪江のはドライアイスと言うべきものだった。
「美雪君、部屋に案内しよう」
 堀江はそう言うと、美雪の鞄を持って歩きだした。
 堀江に伴われて美雪が着いたのは、東向きのこじんまりとした特徴の無い部屋だった。
「さあ、ここが今日から君の部屋だ。なにか必要な物が有れば、何時でも言いなさい」
「ありがとうございます」
 それから堀江は美雪をつれて、家の中を一回りした。 
「今日は疲れただろう。少ししたら食事にするから、それまで休んでいなさい」
 そう言って、堀江は出て行った。
 美雪は荷物を整理し終わると、ベットに座って沢本雪江との出会いを思い返した。
 一体、自分は彼女のどこにあんな冷たさを感じたのか。
 彼女の外見が一因で有る事は間違い無かった。 しかし、それだけではない何かが、彼女には有った。
 それは、女同士の鋭い嗅覚のせいだったかもしれない。 美雪は、得体の知れない不安に、身を震わせた。
 その頃居間では、堀江と雪江が、
「可愛い娘ね。楽しみだわ」
「ああ、安い買い物じゃ無かったからね」
「何時から始めるの」
「明日からと思っていたが、君さえ良ければ今日から始めたい」
「ええ、構わなくてよ。あの娘がどんな風に泣き悶えるのか、想像しただけでゾクゾクしちゃう」
「準備は万全さ。さて、そろそろ食事の準備をしよう」
 一時間後、堀江は美雪を呼びにいった。
「準備ができた、食事にしよう」
 二人してダイニングに着くと、雪江がグラスにワインを注いでいるところだった。
「さあ、用意は完了。今日は色々有って、お腹が空いたでしょう。沢山食べてね」
「そんな、言ってくだされば、私がしましたのに」
「なに、良いさ。それより、席に着いて冷めない内に始めよう」
 堀江の言葉に促されて、食事を始めた美雪を見て、堀江と雪江が邪悪な笑みを浮かべた事に、美雪は気付かなかった。
 食事が終わって席を立とうとした美雪の足が、微かに震えた。
 美雪の意識は、そこで途切れた。手首と肩の痛みが、美雪の意識を取り戻させた。徐々に記憶が蘇えってきた。
(確か食事が終わった後、急に眠気に襲われて、それから・・・・・)
 その時、美雪は自分が一糸纏わぬ姿で、1.5m位離れた二本の柱の間に鎖で両手両足を繋がれているのに気がついた。
 悲鳴が美雪の口をついて出る。
「ヒッ、こんな、いや、イヤッー」
「あら、やっとお目覚めのようね」
 と、冷笑を含んだ声がした。ハッと顔を上げると、堀江と雪江が目の前に立っていた。
 その顔はどちらも、酷薄な笑みを浮かべていた。美雪は目も眩む様な羞恥を覚えて髪の付け根まで真赤にした。
「美雪君は、着痩せするタイプなんだな。実に素晴らしい肢体だ」
「本当ね、服の上からはもっとスレンダーなボディーだと思ったのに、素敵なプロポーションね」
 実際、美雪の裸身は、完璧と言っても過言ではなかった。
 スラリと伸びた脚、キュッと締まった足首、形良く盛り上った弾力の有る胸、少し小さめの桜色の乳首、括れたウエスト、丸みを帯びてはちきれそうなヒップ、名前の通り透通る様な白さの肌理細かい肌。
 その可憐な顔立ちからは、想像も出来ない程成熟した体つきだ。
「女の私から見ても、嫉妬を感じる位ね」
 美雪は、恥かしさの余り気を失いそうだった。
 美雪は、黒目がちの美しい瞳からポロポロと涙を流しながら堀江に、
「抱かれる覚悟は、出来ています。お願いです、雪江さんに、こんな恥かしい姿を見せないで」
と、啜り泣きながら哀訴した。しかし、堀江の返答は冷酷なものだった。
「君の調教を手伝って貰うために、わざわざ来てもらったんだ。それが、この程度で恥かしがっていたのでは、如何し様も無いな」
「そんな、許して、許して下さい」
「あら、そんな毛嫌いするものじゃなくてよ。今にあなたの口から、もっと、もっと、っておねだりさせてあげるわ。楽しみにしてなさい」
「じゃあ、ウォーミング・アップと言う事で、軽く始めるとするか」
 そう言うと、二人は羽根箒を持って、美雪の前後に立った。
 二枚の羽根は、美雪の性感帯を探る様に全身を隈なく這い回る。
 項から腋の下、脇腹から臍、足首から膝、そして太もも、バストの裾野から乳首は特に念入りに。
 そしてついに、美雪の女性自身がターゲットになった。
「まあ、なんて清楚なんでしょう。少しも口を開いて無いわ」
 雪江はそう言いながら、ゆっくりと軽く、実に軽く、美雪のソコを愛撫した。
 何か得たいの知れない物が、美雪の体の底の方から涌き上がって来た。
 セックスはおろか、自慰行為も知らない美雪にとって、それは未知の感覚だった。
 堀江と雪江は、美雪の変化を見逃さなかった。
「どうやら、美雪君は感じ始めたようだ。そっちはどうだい」
「ええ、こっちも段々綻び始めて来たわ。そろそろ、もっと激しく責めても良いかもね」
「じゃあ、クリームを使うとするか」
 そう言って、堀江はチューブから得体の知れないクリームを絞り出して指先に乗せた。
「さあ、美雪君。このクリームを塗れば素敵な気持ちに成れるよ」
「いやっ、怖い。そんな物使わないで下さい」
 美雪は、恐怖に啜り泣きながら哀願した。
「そんなに、嫌うもんじゃない。まあ、直ぐに良さが判るさ」
 堀江は薄く笑ってそう言うと、美雪の女の花園に丹念にクリームを塗り始める。
 次に怯え震える乳首にも、タップリと塗りこんだ。最後にアヌスにも塗ろうとすると、美雪は激しく身を捩った。
「駄目ー、そんな所触らないで、ああ、許して下さい」
 しかし、堀江はそんな美雪の言葉を一顧だにせず、美雪のアヌスをゆっくりと丹念に揉み解す。
 今まで、排泄器官としか考えていなかったアヌスに触られるのは、処女の美雪にとって耐え難い恥辱だった。
 号泣が美雪の喉を掻き毟る。しかし、それは堀江達には、心地良いメロディーだ。
「後ろは、僕がするから、前は頼むよ」
「ええ、貴方の物を入れても大丈夫な様に、タップリと濡らしてあげるわ」
 雪江はそう言って、美雪の花園を指で巧妙に愛撫し始める。
「まあ、ちょっと臭うわね。もっとキレイにして置かないと、殿方に嫌われてよ」
 雪江はわずかに残る恥垢を指の先に乗せて、美雪に見せ付けると、嘲る様に笑う。
 その言葉が、美雪の心を針の様に刺し貫いた。恥辱に全身を朱に染めた美雪の口から、新たな啜り泣きが漏れる。
 「ああ、もう許して。辱めるのは止めて下さい。お願いです」
 美雪の口から、啜り泣きに混じって哀訴の言葉が漏れる。二人の嗜虐心が、それを聞いて一層煽られる。
 雪江の指が、包皮の上から美雪の女芯を嬲る。
「どお、感じるでしょう、美雪さん。さっきのクリームもだいぶ効き始めてきたんじゃない。無理しないで声を上げなさいな」
 美雪は小さくイヤイヤをする様に首を振る、
「もっと素直に成りなさい。気持ち良く成って来たんでしょう。下のお口は随分と緩んで来たわ」
 雪江は包皮を剥き始めた。
「まあ、可愛い。食べて仕舞いたいくらい」
 雪江はそう言いながら、剥き出しの女芯に息を吹き掛けた。
「ヒッ、ダメッ、ダメ−、許して、許して下さい」
「素直じゃないわね。じゃ、これでどう」
 雪江は、美雪の女芯を擦りながら、ヴァギナに入れた指を激しく抽送した。
 美雪の花園から熱い蜜が流れ出す。堀江がそれを潤滑油代わりに指に塗すと、みゆきのアヌスに挿入した。
 美雪の腰が嫌悪感も顕に激しく踊る。美雪の形の良い桜色の唇から、魂が切り裂かれる様な悲鳴が上がった。
「ヤッ、イヤッー、とって、ああ、指をとって下さい。、そこは、そこはイヤッー!!」
「そう、嫌うもんじゃない。馴れればクセになるさ」
 そう言って、堀江はユックリと指を動かした。美雪の中は熱く、まるで練りゴムの様に、堀江の指を締め付ける。
 前では雪江が、一段と激しく指を抽送する。薄い粘膜を挟んで、堀江と雪江の指が擦れあった。
 瞬間、美雪の腰が激しく踊り、美雪の意識は、闇に呑まれた。
「フフフ、感度は抜群ね」
「ああ、後ろも実に敏感だ、楽しみだよ」
 暫くして、美雪の意識が戻ると、二人は責めを再開した。
「美雪君は、随分と敏感なんだな。お尻の穴の感度も抜群だ」
「アクメは、初めてだったみたいね。とても可愛かったわよ」
 二人は美雪を、言葉で嬲りながら、次の責めを始める。堀江の指が再び美雪のアヌスを捉える。
「ヒッ、イヤッ、触らないで、そんな所触らないで。ああ、堪忍して」
「フフフフフ、美雪君はお尻の穴も敏感だから、大いに鍛えて置かなくては」
 そう言うと、美雪のアヌスを一層丹念に、揉み込み始める。 雪江は再び羽で、美雪の全身を刺激し続ける。
 固く窄まっていた美雪のアヌスが、水を含んだ綿の様にフックラとしてきた。
 堀江は、タップリとグリセリン溶液が詰まった浣腸器を取り上げた。
「さあ、そろそろお腹の中をキレイにしよう。体の力を抜くんだ。暴れて折れたりしたら大変だ」
 堀江がユックリと、美雪のアヌスに嘴管を沈める。
「ヒッイー、ヒ・・・、イヤッ、いやっー、ああ、とって、入れないでー!」
 美雪は、アヌスに侵入してくるガラスの冷たさに悲鳴を上げた。堀江は、からかう様に嘴管を動かす。浅く深く、強く弱く・・・・。
「さあ、薬を入れるぞ。100cc有るから、初めての美雪君には辛いだろうが、苦しければそれだけ出す時の快感も大きく成る」
 美雪はその美しい瞳を閉じ、小さく首を振る。
 堀江がユックリとシリンダーを押して行くと、美雪の体が強張り、真白な形良く盛り上ったヒップが、小刻みに震える。
「いや、いや、入れないで。お願いです、入れないで下さい」
 体の中を逆流してくるグリセリンは、実におぞましい感触だった。
 食い縛る歯の間から、思わず悲鳴が漏れる。全身から脂汗が噴出し、光りを受けた美雪の体がキラキラ光る。
 それは凄惨であったが、同時にたえようも無く美しい光景でもあった。
 美雪の口から、絶え間無く漏れる啜り泣き、次々に流れ落ちる真珠の様な涙、くねる肢体。それらが、美雪の可憐さを一層引き立てていた。
それは一方で、思わず抱きしめたくなる感情を引き起こしたが、同時に一層辱めてやりたい欲求も募らせた。
 雪江は、美雪の前に屈み込むと指を美雪の花園に差し入れた。
「いやッ、いやあ、止めて、こんな時にそんな所触らないで」
 美雪の口から、新たな泣き声が上がる。
「まあ、美雪さんって、本当にアヌスの感度が良いのね。もう、ビショビショじゃない」
 雪江の嘲りを含んだ声で、恥かしい反応を指摘されて、美雪の全身が朱に染まる。
 しかし、美雪の心とは裏腹に、美雪の花園からは一層蜜が流れ出す。
「さあ、終わったぞ」
 そう言うと堀江は、泣き濡れた美雪の眼前に、奇妙な物を差し出した。
 それは中央が括れ、両端が盛り上っている上、片方の端が先の丸い円錐状の物だった。
「これが何か、解るかね」
 美雪は、怯えた様に小さく首を振ったが、それが自分に使われる何か淫らな道具であることは、直感的に理解できた。堀江は薄く笑うと、
「アヌスストッパーと言うんだ。この丸い方を、美雪君のアヌスに入れる、で、括れた所で止めれば栓になるって訳さ。初めての浣腸だから、途中で漏れたりしない様にしないとね」
 堀江は、美雪のアヌスにそれを沈めた。そして、手足の縛めを解くと、美雪は思わず前を隠して、
屈み込んだ。それを見て、堀江と雪江は、満足そうに笑った。これだけ責められても、美雪は羞恥心を失わない。
 それはもう、美雪にとって殆ど本能的な反応だった。一度見られたら、後は同じと言う様に開き直られては、責めがいが無い。
 その点美雪の反応は、理想的だった。堀江は美雪を、後手に縛り上げると、大型犬用の首輪を着けた。
「さあ、場所を変えるとしよう」
 堀江は首輪に繋いだ紐を引っ張って、美雪を歩かせた。
 歩くたびに、美雪の中でアヌスストッパーが、微妙に位置を変えて腸を刺激し、便意を一層強めた。
 しかし、アヌスストッパーが排泄を許さない。美雪は唇を噛み縛って、腸が引き裂かれるような苦痛に耐えた。
 思わずしゃがみ込みそうになる脂汗に濡れ光る体を、堀江に首輪の紐を強く引かれ、よろよろと進める。
「着いたよ、美雪君」
 堀江が,すりガラスのドアを開けると、そこは広いバスルームだった。
「ああ、おトイレに、おトイレに連れてって下さい。ああ、お願い」
「フフフ、ここが美雪君のトイレさ。後始末も簡単にできるしね」
 美雪の美しい瞳が、恐怖に凍り付いた。一瞬、便意が消し飛んだ。
「ヒッ、イヤッ、いやー。そんな恥かしい事、許してー!!」
「フフフ、これからは、排泄も私に管理されるのさ」
 余りの恐怖と恥辱に、美雪は膝をガクガクさせた。
 バスルームは、煌煌と灯りが灯り、床にはマットがひかれていた。
 堀江は美雪の首輪の紐を引っ張ると、マットの上に美雪の体を横たえた。
「さあ、美雪。女にしてやろう」
 堀江はそう言って、美雪の花園に舌を這わせる。
 先程の責めの余韻が強く残っている上に、媚薬を塗られているそこは、忽ち蜜を流し始める。
 更に包皮を剥いて、女芯を責め始めると、流れる蜜の量が一層増す。
 美雪の口から声が漏れ始めた。
「下の口は、涎を垂らして欲しがっている。処女のくせに、随分と淫らな体だ」
 堀江は、己の怒張を美雪の花園に押し当てると、ユックリと沈めていった。美雪の中は熱く滾り、堀江のモノをキュッと締め付ける。
 堀江は腰をユックリと、しかし、力強く動かし始める。
「イ、痛い、いたイッ!お願い、お願いです。優しくして。ああ、お願いします」
 美雪の口から、哀訴が漏れる。
 余りの苦痛に、思わず体をずり上げようとするが、首の後ろに回された堀江の腕が、それを許さなかった。
 堀江は、怒張の先に抵抗を感じた。
 美雪の処女の証だ。
 腰を一段と強く動かすと、やがて、抵抗が消えた。
 ついに、美雪の処女を奪ったのだ。苦痛に汗と涙に洗われた美雪の美しい顔を見て、征服感が、堀江の心に満ちてくる。
「美雪、私の首に両手を回して捕まれ」
 堀江はそう言うと、美雪と繋がったまま立ちあがる。美雪は、破瓜の苦痛の為に忘れていた便意が、一層強くなって戻るのを感じた。
 その時、堀江の手がアヌスストッパーを抜き取ろうとしているのをを感じた。
 美雪の口から悲鳴が上がった。
「ダメ−、駄目ッー!!ああ、止めてー!!出ちゃうー、堪忍してー」
「まあ、美雪さんたら、はしたなくてよ」
 嘲笑を含んだ雪江の声が、後ろから聞こえた。ハッとして振り向いた美雪の目に、ビデオを構えた雪江の姿が写る。
「ヒッ、嫌、イヤーッ!!撮らないで、こんな恥かしい姿、撮らないでー!!」
「フフフ、浣腸されるのは、初めてでしょう。記念にしっかり、撮ってあげる。遠慮せずにひり出しなさい。あんまり我慢すると、体に毒よ」
 言葉で嬲りながらも、レンズはシッカリ、美雪の羞恥に染まる若々しい肢体を捉えている。
 とうとう、アヌスストッパーが抜き取られた。
 美雪は限界に近い便意に、懸命にアヌスを引き締める。
「駄目、駄目ッ、出ちゃうー、ああ、おトイレに、おトイレに連れて行ってください」
「言ったろう、排泄も私の気分次第だと。 これからは、何時も私の前で垂れ流すんだ。ペットのトイレなぞ、バケツで充分だ。そんなに垂れ流す処を撮られたくなければ、精々尻の穴を引き締めておく事だ。まあ、遅かれ早かれ撮られるのは時間の問題だがな」
 堀江は、冷然と美雪に宣告を下すと、一層荒々しく腰を振る。ソレが、美雪の便意をより耐え難い物にする。
 まるで腸を引き裂く様な苦痛に、美雪の体が蒼ざめて来る。美雪が必死に哀訴する。
「ああ、雪江さん、貴方も女なら、私の恥かしさを判って。お願い、お願いです」
「あら、だから面白いんじゃない。さあ、ソロソロ限界でしょう。出してしまいなさい。その瞬間をシッカリ撮っておいてあげる。良い記念になるわよ」
 悠然と冷笑を浮かべる雪江の顔が、美雪には悪魔の様見えた。
「どう、お味の方は」
「良いね。只でさえキツイ上に、アヌスを引き締めているから、一層締まりが良い。最高さ」
 とうとう、美雪の我慢の限界が来た。
 今にも綻ぶ蕾の様に、美雪の菊座が膨らむ。
 懸命に引き締めたアヌスに、限界を超えた便意が掛かるのを、美雪は絶望と共に感じた。
 しかし、その瞬間を少しでも先に延ばそうと、必死に引き締められたアヌスが、ヒクヒクと震える。
 その時、凄まじい勢いで堀江が、最後の一突きをくれた。美雪の体の中に、熱い汚辱の白濁が放出された。
 ソレが、最後の一押しになった。美雪の盛り上ったアヌスが花開いたと思うと、禁断の流動物が激しく吐き出された。
「ヒイッー、イヤッ、イヤッー!!撮らないで、こんな惨めなところ撮らないで−!!許してー」
 号泣が美雪の喉を、掻き毟る。しかし、ソレは悪魔達にとって心地良いメロディーだった。
「まあ、随分溜め込んでいたのね。臭いもキツイワ。可愛い顔でイヤね−」
 雪江の言葉が、鋭い針の様に美雪の心に突き刺さる。
 何かが、美雪の中で切れた。
 美雪は自分の意識が徐々に闇に包まれるのをボンヤリ感じた。




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