蛙雷作


 女は笑顔を浮かべていた…強張り、引きつった笑顔を浮かべながらも涙を流しつつ、眼前に突きつけられた男根を豊満な両の乳房で挟み込んで、必死になり扱き奉仕をしていた…

 悲劇が引き起こされたのは、数時間前の事…あと少しで閉店という時に現れた男達、響き渡る銃の発射音と悲鳴と怒号、そして叫び鳴り響く非常ベルと混乱の中で、自分を含む行員とお客様…合計で40人近い人数が、銀行強盗の犯人達と一緒に銀行の中に取り残されてしまった。
 犯人達は、男子行員と男性客を要所にバリケードのようにならばせ、自分を含む女子行員と女性のお客様を中央に集め篭城を決め込んだ…苛立つ犯人達…そして、自分を含めて女性達が一番に恐れていたことが始まった…

 最初に引き出されたのは、この春に入行してきた同僚だった…カウンターの影に連れ込まれ…やがて聞こえてきた、悲鳴と哀願の叫び…服が引き裂かれる音と犯人の下卑た声…一際甲高く悲しげな悲鳴が聞こえた後に聞こえてくる、悲痛な声とすすり泣きの声…
 カウンターの影から出てきた男が、同僚を引きずるようにして引っ張ってくる…ほとんど全裸に引き裂かれた銀行の制服…何が行われたか、一目瞭然の無残な姿…男は、その女性を人質になっている私達の真ん中に放り出して言う。
「ほい、一回目終了!交代するぜ、次の女をさっさと選んでくれよ、早いとこ一回りして次の女としたいからな…ははははははは!!」
 そして、次の犠牲者として…私が選び出されてしまった…

「やめてください!お願いします。結婚するんです!だからお願い!見逃してください、お願いします!」
 カウンターの影…先程まで同僚が犯されていた場所に連れ込まれた私は必死に哀願する。
 そう…来月には結婚をするのだ、相手は…同じ銀行に勤めている人で、不幸中の幸いと言うべきか、外回りに出かけていたので人質として捕まっている人たちの中にはいない…
 すでに、肉体関係は何度かあるが、だからと言って私がここで犯されてしまったと言う事が広まれば、結婚がどうなるか…だから必死に哀願しつづけた。
 目の前の男は、必死に哀願する私を面白そうに眺めながら言う…
「そうか…結婚するのか、それじゃ本番をするのも可哀想だな…よし、決めた!お前の胸で、俺をいかせる事が出来たら、本番は許してやる」
「えっ?」
 最初、男の言った言葉の意味が理解できなかった。
「ちっ!パイズリしろってんだよ、パイズリ!結婚するんなら、結婚相手の彼氏相手に何べんかしてるんだろ!」
 否も応も無かった…犯される事に比べれば…
「わかりました…それで勘弁してくれるのですね…」
「勘弁してよるよ…でもな、パイズリで出せなかったら本番のお相手をして貰うぜ…」
 そして、私は…
 両腕を戒められていた紐が解かれる、自分で服を脱げと言う男の命令に私は、服を脱いでいく…上半身…ブラジャーを脱ぎ、乳房で男の男根を挟み込もうとした瞬間に男は言う。
「あほっ!横着せずに下も全部脱ぐんだよ」
「でも、下の方は…」
「あ〜それとも無理やりに脱がされるのが趣味なのか?このマゾ女が!」
 拒否することなど出来ない…下半身…スカートも下着も脱ぎ、全裸になり男の前に膝まずき、改めて両の乳房で男の男根を挟み込む…
 涙がこぼれだして来る、なんで私がこの様な目にあわなければならないのか…なんで、好きでもない男のモノを挟みこんで奉仕しなければならないのか…
「なに泣いてんだ、笑えよ…にっこり笑って楽しそうに奉仕しな、そうしないと出るもんも出ないぞ…出なきゃ、本番させて貰うことになるが…いいだな?」
 男の言葉…私は、笑う…強張り、引きつった笑顔を顔に浮かべながら、必死に男の男根を挟みこんで奉仕する…一刻も早く、この屈辱の行為を終わらせるために…私は笑いながら、両の乳房で男の男根を刺激した…
 挟み込んでいる男根が、ビクビクと脈打つように蠢くのがわかる…もう少しで、射精するはずだ…そうすれば、この行為も終れる…私は、必死になりさらに刺激を与え、一刻でも早く、射精を促そうとした瞬間に男は、両の乳房の間からズルリと男根を引き抜いた。
「残念!時間切れだ…」
「そんな、もう少しで…いやぁぁーーーーぐっ!!」
 硬く屹立した男根を見せつけながら、今までパイズリをさせていた女を蹴り飛ばして悲鳴を中断させる、そして倒れている女の腰を掴み上げたかと思うと、一気にいきり立った男根を膣に捻じ込んだ。
「ひぃぃぃーーーー!!」
 パイズリという行為…本意ではなく、強制されてのことであったが、それでも女としての本能が、女としての機能を働かせ膣を充分に濡らしていた…意外なほどスムーズに挿入されていく男根が、女の膣の中で暴れまわり、乱暴に肉を抉りこんでいく…
「いやぁぁーーー、抜いてぇぇーーー!!やぁだぁぁーーー!!」
 悲鳴を上げ必死に抵抗する女…しかし、肉の奥深くに突き立てられた男根は、肉の中で蠢き刺激を与えていく…
「そんなに喚くんじゃねぇ!お前の膣は、ぬるぬるだったぜ…気持ちいいんだろ?」
「違う!違うぅぅぅーー!!いやぁぁーーーー!!」
 激しく膣から出し入れされる男根の刺激…確かに痛みは無かったが、激しい嫌悪感が身体を満たしていくのがわかる…しかし、本当に嫌悪感だけであろうか?
 身体の奥底から、嫌悪感と別に…いや、嫌悪感と同時に湧き上がってくる感覚を感じ始めている自分を少しずつ自覚し始めている…
「やだぁ!いやぁぁーーー!!抜いて!抜いてぇぇ!!」
 男は、女の豊満な乳房を揉んで、乳房に舌を這わせていく…乳首に舌を這わせながら軽く噛み刺激を与える…
「あうっ!」
 女の口から、今までとは違う声が漏れる…それは、愛撫に応える雌の声…
「くくく…感じてきたじゃねえか?」
 男の言葉に女は我にかえる。
「違う…違います…嫌なんです…お願い…もうやめて…やだあぁぁ…」
 すでに、激しい抵抗の声は出せなくなっていた…必死に男の愛撫に耐える哀願の声…
 男の手が乳房を這い回る…男の口が身体を舐め上げる…そしてリズミカルに動く膣に挿入された男根…
「気持ちいいんだろ?言えよ…もっと激しくしてくださいと…膣に出してくださいと…言えよ!!」
 執拗な男の愛撫と言葉による凌辱…女はすでに諦めてしまっていた。
「ください…激しくして…出してください…うっ…うぅぅぅ…」
 男の腰の動きが、一層激しくなっていく…
「お前の彼氏より、良いんだろ?感じるんだろ?お前は淫乱な雌犬なんだろ?大声で言ってみな自分が、何なのかよ!」
 男の言葉に促されるように女は大声で叫ぶ
「彼のより気持ちいいです!感じますぅぅぅ!私は…私は淫乱な雌犬です!もっとください!オマンコくださいぃぃいぃーー!!」
 女は叫ぶ、すでに自分がなにを叫んでいるのか理解せずに叫ぶ…叫びながら涙を流す…泣きながら叫びまくる…それでも、身体の奥底に注ぎ込まれていく熱くおぞましい感触だけは理解することが出来た…

 両腕を再び戒められた女が、人質の中に戻される…衣服は、縛られている上から適当に被せられており、悲惨さは最初に犠牲になった女性と大差は無い…

 三人目の男が、次の犠牲者を選ぶ…女たちは、少しでも自分が目立たないようにと身体をちぢこませ、男の視線から逃れようとしているが、そん中で一人の女が、まるで庇うかのように別の女の上に覆いかぶさっていた。
「ん?」
 男は、その奇妙な行為に興味を持つ、そして…
「おい、何を隠してんだよ!」
 覆いかぶさっている女を引き剥がし、その女が隠そうとしていた女を引きずり出した。
「やめてください!妹は、この娘は、まだ子供なんです!わたしが代わりになりますから、お願いします!」
 引き剥がされた女が叫ぶ…確かに引きずり出した女…と言うよりは、少女…それも、まだランドセルを背負っているような印象を与える少女は、眼鏡の奥に引きつった表情を浮かべながら自分を掴み上げている男を見上げていた。
 男は、少女と叫んでいる女を交互に見…そして、ニヤリとした笑みを浮かべて言う。
「俺はよ、別にロリコンというわけじゃないが…話のネタに、こんな小便臭そうな小娘を犯るてのも、面白いかも知れんなよな?」
 男は、掴み上げた少女をヒョイと担ぎ上げると、今までに二人の女が犯された場所…カウンターの影へと少女を連れて行こうとした。
「やだぁぁーー!!やだよぉぉ!!怖いよ、お姉ちゃん!お姉ちゃん助けて!やだぁぁーーー!!」
 ジタバタと騒ぐ少女…薄いソバカスがある顔に掛けていた眼鏡が吹き飛ぶ、長い髪が振り乱る、ミニスカートが捲れ上がり白い靴下を履いた素足がバタバタと蠢く…必死に暴れて移行する少女を抱え、カウンターの影へと連れて行こうとする男の足元に、両腕を縛られ、足も縛られている女…この少女の姉が、必死に這いずりながらにじり寄り、叫び続ける。
「やめてください!見逃してください!わたしが身代わりになりますから、何でもしますから!やめてぇぇぇーーーー!!」
 少女を担ぎ上げた男は、五月蝿そうに這いずる女を見る…そして言う。
「けっ、遅いか早いかの違いだよ…それとも、そんなに早く犯してほしいのか?」
「はい、早く犯してほしいです!だから…だから、妹は、お願いします!お願いします!」
 男はその言葉を聴くと笑い出す…笑いながら、足元に這いずってきた女の顔を蹴り上げた。
「ぎゃっぁ!」
 蹴り上げられ、のけぞる女…それでも、必死に…切れた唇から血を流しながら、呻く様に言う…
「おねがい…まだ子供なんです…お願いします…やめて…」
 それを見ていた、犯人達の一人…まだ順番が回ってきていなかった男が、少女を抱え上げている男に言う。
「おい…見逃してやれ…」
 言われた男は、ムッとした顔つきで行った男を見る…
「好きな女を犯す順番は俺のほうが先だぜ、文句を言われる筋合いは無いと思うがな…」
 険悪な空気が、両者の間に流れる…次の瞬間に、止めた男が言う。
「そいつを諦めてくれたら…この間、貸したラーメン代をチャラにしてやるぞ…どうだ?」
 奇妙な提案である、銀行強盗をして篭城の真っ最中だと言うのに…貸したラーメン代をチャラにしてやる…と言う、馬鹿馬鹿しい提案…
「お前…正気か?」
 聞かれた男は、コクリと頷く…
「ひゃははははっっ…了解したよ、こいつは諦める…その代わり…」
 男が、足元の女を見て言う。
「身代わりはお前で良いんだな?」
 男たちのやり取りに、呆然としていた女はコクコクと頷きながら言う。
「はい、構いません、ありがとうございます…ありがとうございました…感謝します…ありがとうございます」
 女は、目の前の男と…声を掛けて、妹を助けてくれた男に感謝の言葉を何度も言う…考えれば、感謝する必要など微塵も無いことであるが、男達に女は感謝した…特に、妹を見逃せと言ってくれた男に対して…
 担いでいた少女を、ドサリと女の横の放り出す。
「お姉ちゃん…」
「大丈夫…あっ!」
今まで担いでいた少女の代わりに、その姉がズルズルとカウンターの影へと引きずられて行く…妹の代わりに、男に犯されるために…

                                  
                                 続く…









☆秋山 小百合(アキヤマ サユリ)
 173cm/58kg/O型/バスト96cm/ウェスト60cm/ヒップ90cm
 一ヵ月後に結婚を控え、寿退社が決まっている海猿銀行に勤める女性銀行員
 美人で性格も良く、その巨乳もあってか独身男たちの憧れの的であった。
 ちなみに同じ銀行に勤める婚約者の彼とは、肉体関係を数回にわたり結んでいる。
(ちなみに彼が、最初の男性である…)