蛙雷作



 この場に居る女達は、身の危険を感じ怯えていた。そんな中でも一番に怯えていたのは彼女……川村美知恵だったかもしれない、だから怯える女達の中にあって、一際目を引く姿であったとも言えた。
 美人と言うよりは何処か可愛さを感じさせる幼さの残る面差し、それを恐怖に青ざめさせながら、その小柄な身体を傍から見てもブルブルと震わせ、ただ下を向き男の視線から、その表情と身体を必死に隠そうとしていた。

 そんなしぐさが俺を刺激する。そして三番目の青いクジを引いた俺は、その怯え続けている女を選び出す事にした。
 俺はその女の前へと、ゆっくりと移動しながら、焦らす様に何度も行ったり来たりした末に、その女の前にピタリと止まると、手を伸ばしながら言う。
「お前に決めた」
「ひっ!嫌ぁ――!守さん!たすけてぇぇーー!!」
 差し伸ばされた手から逃れようとするかのように女は、誰か男性らしい名を叫んで、逃げ様としたが、逃げられる筈もない、すぐ俺の手が女の髪を掴みカウンターの影へと引きずって行く
「いやぁ、助けてぇ、守さん! たすけてぇ、おねがい、まもるさぁぁ――ん! いやぁぁ――!!」
 ジタバタと無駄な足掻きをしながら俺に引きずられる女は、必死に男の名前を叫ぶように呼ぶが、無論の事その男が助けに現れる事は無く、カウンターの影へと引きずり込まれた。

「さてと、自分で脱ぐか? それとも俺に脱がされたいか? 好きな方を選ばせてやるから言ってみな」
 俺の言葉に女は、ガチガチと震えながら必死になって頭を振り続ける。
「いやいやいや! 助けてください、助けてください、初めては守るさんと決めていたんです。お願いしますから、勘弁してください」
 同じ言葉を何べんも繰り返し続ける女に、俺は多少いらつきを覚え始める。
「守るさんね……いい事を教えてやろうか? 俺の名前もマモルと言うんだよ、だからお前さんの御願いは、かなえられたんだよ」
「そんな、違います! 私の守さんは、あっ! いやぁぁ――!!」
 俺の名前がマモルと言うのは、無論のこと嘘だが、これ以上女の戯言に付きあうつもりも無い、俺は縛らている女の服を手に持ったナイフで一気に引き裂いた。

 引裂かれていく衣服、ブラウスが布切れと化し、その下から現れた刺繍によって小さな花柄があしらわられているブラジャーが引きむしられ、ブラジャーに似合っている小さめの乳房が小粒の乳首と共に俺の目の前に曝される。
「想像どおりの可愛いオッパイだな、もう守さんとやらには揉んでもらったのか、それとも俺が初めてなのか?」
 ナイフを掴んだまま、俺はその小さな乳房を捏ね繰り回し、女に悲鳴をあげさせる。
「痛い! そんなに強く、痛いよぉ、こんな……守さん! いやぁぁ―――!!」
 
 散々に乳房を捏ね繰り回した後に、俺はスカートへとナイフの切っ先を滑り込ませる。一気にスカートはナイフで切裂かれ、ボロボロの端切れと変化しながら、腰から抜き取られ、女の身を隠す布は、ただ一枚だけのショーツだけとなる。
 ブラジャーとおそろいの可愛らしいショーツ、薄いピンク色の布地を透して薄っすらと素肌が見て取れ、淡い感じの陰毛の茂みも観察できた。
「上の方も可愛らしかったが、下の方も可愛らしいの着けているじゃねえか、守さんとやらの好みなのか?」
「うっ、ううぅぅ……やめてください、おねがいしますから、おねがい……守さん、たすけてぇぇ……」
 半泣きと言うよりは、本格的な泣き声となり、嗚咽を漏らしながら女は哀願を繰り返すが、俺はそれを無視してショーツの中へと手を差し込む。
「ひぃっ!」
 生暖かい肌の感触、そしてさわりとした恥毛の感触、そしてその奥に潜む微かな湿りの感触……それらを指先に感じさせながら、俺は女が履いているショーツを大きく引き剥がす。
「いあぁ! やめてぇぇ――!!」
 何とかショーツを剥ぎ取られるのを防ごうとする女の足掻きは、何の意味も為さずにショーツは剥ぎ取られ、その淡く茂り独特の柔らかさを秘めた場所を曝け出す事となる。
「良い匂いしてるぜ……」
 手に持ったショーツの匂いを嗅ぎながら俺は言う。
「あっ、ああぁぁ……」
 泣き濡れる顔を背け、呻くような声を出し続ける女……俺は、全裸となった女の身体を本格的に嬲り始めた。
 剥き出しにされた小振りの乳房が乱暴に揉まれ、胸に押し付けられるように捏ね繰り回される。
「あうっ!」
 いびつに歪み、凌辱される乳房
「いひぃぃ!」
 指と指の間に挟みこまれた乳首が、掌の動きによって引っ張られ、引き伸ばされ嬲られ続けて行く、そして引き伸ばされた乳首に男は歯を立てて噛む。
「痛ぅ!いたいぃ、噛まないで、痛いのは、いやぁぁ……」
 冷たい床に押し倒され、男の乱暴な凌辱をその身に咥えられ続ける美知恵、その肉を貪られる様な行為に対して、呻き声と哀願の声、そして抗いの悲鳴を出し続けながら、その身を強引な責めから逃れさせようとするが、男はそれを許さずに、美知恵の肉体を貪り続ける。
「いやぁ! 守さん、たすけてぇ、おねがいたすけてぇぇ――!!」
 本来なら幸福に満たされての初めての交わり……心から好きになった男性との、一生のうち一度だけ体験する事ができた筈の交わり、それは全て汚され絶望だけが、美知恵の心を支配して行く……それは理性の無い、獣の交わりであった。

 乳房を嬲っていた男の手が動きが移動し、美知恵の頭を床へと押し付ける。そして逆に尻を持ち上げるように抱え上げ、さながら獣の体勢で背後から美知恵の股間を一気に貫くべく、大きく反り返った男根を宛がう。
「ひぃ!やめて、初めて守さんに、だからおねがい、やめて!」
 最愛の人との、密かに期待していた初めての交わり……それから一番遠い場所にある屈辱と恐怖と苦痛の行為、さながら拷問にでもかけられたような、見知らぬ男に犯されると言うその行為から、何とか逃れようと足掻き続ける美知恵であったが、全ては無駄な努力であった。
「馬鹿だな、おれがマモルだよ、だから安心して犯されな!」
 薄笑いを浮かべた男が、嘲りを込めて美知恵の耳元に囁く、その言葉の意味に何か言い返そうとした瞬間に、男は欲望のままに男根を、まだ濡れる様子すら見せていない股間へと強引に捻じ込んだ。
「あがぁっ!ひぎぃぃぃ――っ!」
 乾いたままの股間を男根によって蹂躙された瞬間、美知恵は息を呑み、次の瞬間に悲鳴と化して肺の中の空気を一気に吐き出し、捻じ込まれた男根から逃げ出そうと足掻く! 爪の立たない床に指を食い込ませるが、冷たい床は爪を滑らせ続け、その足掻きは捲れ上がる生爪のだけを床に残し、爪の剥がれた指先から流れ出した血の痕が、幾筋かの赤い線となり、床に奇妙な文様を染み込ませるだけであった

 尻を抱えながら男は、突き込んだ男根を抉るように捻じ込ませ、美知恵の股間を嬲り続け快感を貪り続ける。その行為から逃れる術も無く、ただ呻くような声を絞り出しながら足掻き続ける美知恵
「あっうぅぅ……いたいぃ!ああっぁぁ……いやぁぁ……」
 激しく腰を押し付け、美知恵の身体を抱え込む様にしながら犯し続ける男、強引な挿入によって傷付き裂けた陰部からは、破瓜と裂傷による出血が滴り、太腿を伝い落ち床に点々と赤い血を飛び散らせる。だが、その血によって股間に突き込まれる男根の動きは徐々にスムーズに、そしていっそう激しくなって行き、美知恵に更なる苦痛を与え続ける事となる。
「ひぅ!はぐっ!あはぁひぃぃあっ!」
 その激しい動きに翻弄されながらも、否応なく責めに身体を合わせて行く美知恵……それは快感を感じてと言う訳ではなく、苦痛から逃れる為の術としてであった。
「ぐっ!んっんぅぅああぁっ!」
 柔らかな尻へと押し付けられる男の下半身、そして胎内の一番奥深くへと挿入され続ける男根、やがて美知恵を犯し続けていた男は、低い唸る様な声を漏らしだす……それが何を意味するのかを、犯され続けている美知恵は、女の本能として理解する。
「うぐぅ……いやぁ、やだぁぁ……ああぁぁ……たすけてぇぇ……まもるさん、たすけてぇぇ……」
 自分の肉体へと吐き出される男の精、その耐え難い屈辱の瞬間が、間近に迫ってくる事を知り、最愛の人を呼び続ける美知恵……
「こんなの、いやぁぁ……いやよぉぉ……」
 否定の言葉を、呻く様に吐き出し続ける美知恵の肉体に、男は一層身体を重く圧し掛からせ、その肉体を嬲り続けながら言い放つ
「マモルさんの代わりに、俺ので我慢しとけよ……な〜に、そんなに違うもんじゃねぇからよ」
 自分の胎内……その一番奥深くの場所に存在する異物の感触と苦痛、それがいっそう膨らみ蠢き続けた末に、熱い迸りを吐き出すの感じ取った。
「あっ!ああぁぁ……うぐぅぅ……」
 大量に注がれながら、それが胎内へと染み込んで行く感覚、そのおぞましい感覚に美知恵は、苦痛と屈辱に身体を震わせ続ける。
 やがて欲望を吐き出した男根は引き出されるが、その絶望に満ちた感覚と感触は、一生涯消える事のない傷跡となり、美知恵の胎内に永遠に残される事となった。
 最後の一滴まで美知恵の体内に欲望を吐き出しきった男が、半死人と化している美千恵を再び縛り上げ、女達の群れへと戻したのは、引き抜いたペニスを舐めしゃぶらせ後始末をさせた後であった。
 苦痛と恐怖、屈辱と絶望……その末に、涙と鼻水によってクシャクシャとなっている美知恵の眼前に曝され突き付けられるペニス、破瓜の血と精液に塗れ、ヌルリとしたペニスが美千恵の顔面を数度突いた末に、半開きとなっている口へと挿入され、付着した物を口の中で舐め取らされる。
「あうぅ……ぐぅむぅぅ、あがぁぅぁぁ……」
 そして美千恵の口から引き抜いたペニスを、落ちていたショーツで拭いた後に男は、女達の群れへと戻した。

 そして二巡目、最後の男が残る女達から、自分の好みに合う女を選び出した。
 男は選んだ女を立たせる為に手を伸ばすが、伸ばされた手に対して敵意も露に叫ぶ
「立ち上がるくらい、自分で出来るわよ!」
 それは怒りに満ちた声であり、今までに犯された女達とは違う意志の強さを感じさせた。



☆ 川村美知恵(カワムラ・ミチエ)【旧姓・福沢美知恵(フクザワ・ミチエ)】
 年齢〜18才
156cm/41kg/A型/バスト80cm/ウェスト60cm/ヒップ82cm
  髪型はセミロングを頭の後ろの方で束ねていると言う感じ

高校時代から付き合っていた担任の高校教師であった川村守と一週間前に結婚……
学校・両親などから…『結婚式を挙げるまで、清い交際だったら二人の関係を認める』と言う条件で、肉体的な関係はギリギリでキスまでと言う時点で寸止め状態だったりする。
(何度かチャンスがあったが、様々な要因で邪魔が入り、それ以上の進展はなかった……笑)
無事に一週間前に挙式を上げ、期待と興奮にドキドキの新婚初夜であったが、夫である守は悪友らに拉致され、一人寂しく新婚初夜を迎える事になる……
明けての新婚旅行、今夜こそはとホテルに入ったとたんに、緊張と疲れがドット出てきたのか美知恵が高熱を出して、三日三晩寝込んでしまい、またもや初体験はお預けに……
何とか新婚旅行から帰り、体調も元に戻った美千恵だったが、今度は夫である守が入れ替わりに高熱を出し寝込んでしまう……
(守の方としては、何とか努力しようとしたが……さすがに起たなかった)
そして結婚から一週間目、体調を何とか取り戻した夫の体力を回復させ、今夜こそは初体験を! を目指して街へと買い物に出かけた帰りに、今回の銀行強盗事件に巻き込まれてしまうという事になってしまった。
(当然ながら、現時点では処女だったりする……)


次回登場予定の女性キャラ

☆ 小笠原 彩夏(オガサワラ・サヤカ)
 年齢〜32才
166cm/48kg/0型/バスト92cm/ウェスト62cm/ヒップ88cm
 髪型はロングヘアを頭部に纏め上げている。
二年前に主人を事故によって亡くしている未亡人
他は未定(笑