意を決したミュースをカーテンの向こうで待ち受けていたのは、産婦人科の診察
台だった。
初めて目にするミュースにはその診察台が通常と違う事には気づかない。
ただただその椅子に座る恐怖を精神力で押さえ込もうとするだけである。
「さ、ミュース様、お掛け下さい。」
平然と言う衛生兵に促されるまま、ミュースは椅子に腰を降ろした。
自分で足を上げさせられるなんて恥ずかしいシチュですね……萌え