「まったく、本当に眠らせる様な薬使う?」
「数美さんにあったら、文句のひとつも言いたいですね」
「その通りだわ、そこの二人立てる?」
 ペギーは素早くカグラと早輝を助け起こすと……
「時間が無い、数美さん達がヨコザワルドを倒してくれるから、ここに残された私たちはザンギャックTVの壊滅にいくわよ!」
 その言葉が実は反目していた様に見えた二つの派閥は連携して計画通りに事が進んでいる事を示していた。
「で、これを持って行って」
 フットボールのボールの様なものをペギーが二人にそれぞれ手渡してくる。
「ゴレンジャーハリケーンって言う、すっごい爆弾なの、想像力が必要だし、コマンド入力は五回五人で使ってね!」