季節外れの海水はまだ少し冷たかったが、裸で歩かされ火照った体には気持ちよく感じられた。
 ペイントを落とせと言われたものの、カメラが向いている以上、素直に落として済むはずもない。
 考えたすえに、海水をすくって宙に放ったり、海水を蹴ったりとテレビで観た水着回のような行動をとる。