蓬莱学園の淫日!




其の1



「理香さん……」
「珠美ちゃん」
 いくらかの間を置いてやっとそれだけの言葉を紡ぎだす二人。
「あのぉ〜 お知り合いで……」
 留守番が意を決したが踏ん切りの付かない声で情けなさそうに声をかける。
「ええ、何でこの人を連れて来たの?
 クラブの仲間、同じ一年生よね」
「そ、そうだけど、珠美ちゃん何してんの」
 ザワッ
 その一言に、再び回りの空気が騒がしくなる。
「静まれ、静まれ」
 珠美は両手を広げ当たりを納めると理香と向き合った。
「他言は無用よ。ここはSSの支部の一つなの、今この森の中で暗躍してる怪しげなもう一つの団体と抗争中なわけ」
「SSって?」
 ダァーーーーーーッ
 回りが一斉にこけた。
「イヤ、何でもないわ知らなければそれでいいけど、私がSSだって事は秘密よ」
「ええ、珠美ちゃんの事は秘密にするわ、だからこれからする事に私も混ぜてくんない?」
 SSを知らなくてもやばい団体であろう事は察することができる。
 つまりより怪しげな事件の匂いがする訳である
「それは……」
 躊躇するのも当たり前かもしれないが彼女とてここに来るのは2回目だしSSの何を知ってるという訳でも無いのだ。
「ええ、ちゃんと秘密を守れるならね……」
 そう言って笑う珠美の顔には、結構凄味があった。
「おいおい、こちら結構な悪人だよ……」
 ボソボソッ
 いきなり回りで起こる囁き声。
 しかし、珠美はけしてそんな事を考えていたのでは無かった。
 理香のやる気がちょっとばかし羨ましかっただけなのだ。
 それこそやる気をわけてもらうつもりで仲間になる事を許可しただけで……
「そういえばあなた達と違う怪しげな奴等、私見たわよ」
 ザワッ
 今度は周囲が色めき立つ。
「話してもらうわ」
 テーブルのうえが片付けられ鈴奈の森の地図が広げられる。
「ここがあんたを捕まえた所だどうだ」
 校舎側の入口に近いところが指差され皆が理香の言葉を待つ。
「えっと、ここらへんからこう路面電車が入って行ったの」
 しばらくいくつかの質問などが続きある特定の場所を導き出す。
「どうします」
 誰ともなく珠美に聞く。
「汚名返上のいい機会よ、やりたいんでしょその組織ぶっつぶしてやりましょ。シマ荒しの落とし前はきっちりつけなきゃ」
 立ち上がった珠美に続いて理香以外総てが立ち上がり
「お ー 」
 と勇ましく(?)かけ声を上げる。
 いつになく士気が上がっていた。
「あの〜 珠美ちゃん、もちろんそこにだって私を連れてってくれるんでしょ」
 座ったままけっこう怖い顔で理香は見上げている。
「怖い思いするかもしんないわよ」
 帰って来る答なんか既にわかっていた。
「だからどうだってのよ! い・ま・さ・ら」
 理香は既に何かしらの事件が起こり始めている事にどきどきしていた。




其の2


「まったくもう」


 身体のあちこちに掛かってしまった精液を熱いシャワーで無理矢理洗い落とし、今まで着ていた制服とブラウスをそのままダストシュートに投げ捨て、新しい制服に身を包んでからようやく圓は既に到着していた資料を読み始めた。
 そこには斉条若菜をサポートする事とあった。
 しかし、資料を読み進めて行くうちにそれが若菜を囮にした地下組織の壊滅作戦である事が解った。
「可哀想に人身御供か……」
 資料をシュレッダーにかけると圓はすぐに行動に移った。
『なら、若菜につかず離れずついて助けられる様なら助けてあげよう』
 いまだ冷酷には徹し切れない圓であった。




其の3


甘くけだるい香りに載せられて、華奢だが出るところは出ている女性の肉体がカラカラと吊されて獣たちの視線の先に余すことなくその女の秘所をさらけ出されている。
 女性の名はあられという。今は儀式の前に一回目の体内洗浄という訳である。
「くっ はっ 痛いやないか……」
 巡回班のはっぴだけを素肌の上にはおらされているのは明らかに獣の面を被った男達の趣味だろう。
「あなたは性の経験も抱負の様だしAの快感にもすぐ熟れますよ保証します」
 ねずみの面が優しげな声をかける。
「だが、熟れてもそれを活かす機会はきっとないがね」
 ケケケ…… っと猿が嫌らしく笑う。
「私が一番だね」
 獅子の面がゴムの管を持ってあられの股の間に入り込む。
「これが何だか解らないだろうこれはね…」
「知っとるわ、尿道カテーテルやろうが!」
 言葉によってのいたぶりを掛けようとしていた機先を制した形であられの言葉は発せられた。
「ぐっ……」
「どうしたどうしたライオンさん」
 これは結果として良くない事になってしまった。回りから囃し立てられて獅子の面の下が怒りで顔を真っ赤にしているであろう事が手に取る様に解る。
「じゃあ使い方だって知っているだろう! このまま使ってやるよ」
 乱暴にあられの辱芽をつまみまだ膨らんでいないそれを廻りの肉襞ごとめくると、その下方にある小さな穴にむけて尿道カテーテルを無理矢理に突き立てた。
 ズブッ
「ギャッ!!」
 あまりの激痛に息が出来ないほどだった。
 それでも構わずに尿道カテーテルを進めて行く獅子はみずからの手の動きによって小生意気なあられが痛さの余り打ち震える様を見ながら既に先ほどの屈辱も忘れたように声をかけて来る。
「どうだ、気持ちよかろう」
 ただ口をぱくぱくと開いて言葉が出てこない。
 スクッ
 尿道カテーテルを押す手に抵抗を感じなくなると勢いよく黄金色の液体が管の反対側からしぶく。
「はぁっ!」
 ジャバジャバとその液体を頭からかぶりながら獅子の面が笑った様に見えた。
「うまい小便だ」
 ぞっとした…
 人の喉からでる声とはあられには思えなかった。
 体の底から震えが来ると思えた。
 目の前にいる獣達は実は面では無くそのままの顔をしているのではないかとさえ思えて来る。
 尿道カテーテルを通された膀胱は押えを失い、僅かばかりの尿をすぐさま体外へ排出しあられに羞恥心を忘れさせてはくれない。
「やめぇ」
 今まで必死に強気の振りをしてきたがもう駄目であった。
 この手のプレイも性愛研に所属するあられにはよく解っているし見た事もある。
 しかし性愛研で行なわれるそれと今のこれでは責める側と責められる側の信頼関係において雲泥の差が存在していた。
 あられは一人になる事は極端に嫌いだった…
「今度はこちらをね、きれいにしなければ行けないなあ」
 獅子の指がねっとりとした動きで菊門に纏わり付く。
「嫌やぁ〜」
 巡回班のはっぴを振り乱しながらあられは抵抗するが…
「おいおい、そこは他に譲って下さらねば困りますなあ」
 獣達には何て事がないらしく反応すら無い。
 狼の面が大袈裟なガラス製浣腸器を抱えて近寄って来る。
「おおこれはすまない、つい夢中になってしまってねえ」
「解りますがね私だってこちらの方が趣味なもので、この巡回班士がどんな声で泣き喚くのか今から楽しみで仕方がないのですよ」
「ごもっともですなあ」
 こんな会話を交わしながらも獅子の指は執拗に肛門の廻りを徐々に揉み込んで行く。
「ほらこんなにふっくらとしてきましたよ」
「どれどれ」
 刺激されて開き始めた肛門がふっくらと盛り上がってきて、今までその回りを嬲るようにしていた指が肛門のしわの一つ一つをなぞる様に中心によって来る。
「ひっ ぬいてぇ」
 ズブリッ
 っと、第一間接まで獅子の指があられの肛門に埋没していた。
「ぬいてとはまた卑猥なことをゆうねぇ、われわれにここでオナニーでもしろというのかな」
「立場が逆ですね、全く自分の立場を理解していない。これはきついお仕置きが必要ですね」
 そう言って狼は巨大な浣腸器をかざして見せる。
「うっ!」
「1リットルは入りそうな浣腸器ですね」
「ええ、もっと大きいのも有るんですがまあ初めてですからこれぐらいで勘弁してやろうかと」
 1リットルなど普通に考えれば入る訳はない、しかしこの獣達にとって女を責めるとはこれくらいは当然でやってしまうという事なのである。
「ききぃぃ」
 すぐわきで怪しげに沸き立つ匂があった。巨大な鍋の前に猿が坐り込んで何かを煮込んでいた。
「グリセリン原液を6、酢を4、練りわさびに練り辛子をチューブで1本ずつブレンドした特製浣腸液だ喜びな」
「ほほ〜これはえぐいですね」
 感嘆の声を上げた狼はぐいぐいとその液体を巨大な浣腸器の中へ吸い上げて行く。
「さて、この雌豚に女に生れてきた事を後悔させるぐらいにきついお仕置きをしてやりますか」
 湯気の足った浣腸器を抱えながらゆっくりと近付いて来る。
「嫌やぁ〜、ゆるしたってぇ〜 うぐっ」
 今の今まで、あられのアナルに根元まで埋めこまれ、まさぐり続けていた獅子の指が、引き抜かれあられの可愛らしい口の中へと突っ込まれたのであった。
「きれいにしてくれ、お前の中で汚れてしまったんだからね」
「うぐぐ…… ひいぃ」
 悔し涙を流すあられの肛門に熱いガラスの先端が突き刺さった。
「いやぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ」
「ずんっといいだろ〜 これをこう」
 ずずっ ずずっ 
 間を取る様にタイミングを計りながらピストンを押し込んで行く狼は女の責めどころをわきまえていた。
「くはぁ!」
 あられの肌にはすぐに玉の様な汗が浮かび全身が妖しく濡れ立つ様だ。
「嫌……  惨いぃ……  もうやめてぇ……」
 身体を突っ張らせて息も絶え絶え、今まで歯を食いしばっていたかと思うと今度は口をぱくぱくさせて訴えかけるあられを獣達は嬉しそうに眺めるだけである。
「まだ200ccしか入れてないよ、もっと我慢しないと快感は得られないよ。」
 この時あられの体内ではすざまじいばかりの便意が荒れ狂っていた。わさびとからしの刺激が腸を焼き、グリセリンと酢が激しく腸を揺さぶるのである。
「くっ もうだめや〜何でもするよって勘弁したってぇ…… お願いやん堪忍堪忍したってぇ……」
 あられは泣き叫んだ、しかしいつまでたっても帰って来るのは獣達の薄きみの悪い笑い声だけであった。
「お願いやぁ」
 この後無理矢理の排便まであられは脂汗を流し続けるのだった。




其の4


 光が、必死になって目の前にある芋の山をすりおろし終った時、
『カラ〜ン」
 まるでそれを知らせるかのように、おたまが景気のいい音を立てて床に落ちた。
「どうしたの」
 音のした方向へ、身体を振り向かせようとして自分の三半規管に異状がある事に、光はようやく気が付いた。
「なっ…… なにこれ」
 そして次の瞬間には周りにいる女生徒達の事が気になりはしたが、転地が逆転した視界をどうする事も出来ずに、身体ごと床と接触しているのであった。
「みんな平気〜」
 眩む意識で他の娘を呼んではみたものの倒れ込んだまま意識を失っているらしく動く者は一人としていなかった。
「どうしよう、何があったのかな……」
 不安になったので、無理矢理声を出す事で押えようとしていたがどうやらそれは逆効果だったらしく、よりいっそう一人である事を自覚して不安になった。
 ひとしきり不安が心の中を埋め尽した頃状況に変化が起こった。
「みんなよく眠ってますね〜」
 可愛らしい動物の刺繍の入ったエプロンをした男が入って来てそう言った。
「よし運び出して盛り付けの準備だ!」
 どやどやとその後ろから、色々な動物の刺繍を付けたエプロン姿の男たちが、入り込んで来ると気を失っている女生徒を次々と担ぎ出して行った。
「何を……して……」
 呼び止めようとして声をかけた光に、よ うやく始めに入って来たエプロン男は気が付いているものの存在に気づく、そして
 にやり
 ……と笑った。
「おや、起きてる方がいるとは思いませんでしたよ。たしか藤堂光さんでしたよね」
 何かしら理解の範疇の外にある出来事が起こり始めている事だけは光にも理解出来た、しかし。
「あなたのような変り種が居て頂けて助かりますよ。動けないでしょ? ええこの部屋には薬を使いましてね」
 説明をしながらエプロン男は光のブラウスを脱がして行く。
「く…… 止めっ……」
 おもむろに鋏を取り出したエプロン男は光の胸を被うさらしに鋏を入れた。
 ヂョギン
「!」
 さらしに巻かれていたにもかかわらずよく育った形のいい乳房が外気に触れた。
「はははははは、いい格好ですねえ」
 そういいつつエプロン男は手を止めずにズボンのベルトに鋏を入れる。
「な…… 何でこんな事を……」
 その男は光の整った顔の前まで顔を近付けて、端から見ているとまるでキスでもするかのような格好を取る。
「あなた方はねこれから催されるとあるパーティーのお皿の役割をするんですよ。この美しい身体すべてを使って御客様を接待するんです」
 ズルッとズボンを引き下げて足首から抜き取る。
 すると、かわいらしい魚のアップリケのついたパンティーと、純白の靴下に使い込んだ運動靴という格好のただ震えるいるだけの美少女がそこにいた。
「いいですね〜 男の格好の下にこんなによく発育した女の子の体を隠していたなんて」
 必死になって我慢していた光の頬をついに一筋の涙がつたう。
「お…… お願い…… や、止めて 裸なんてまだ誰にも見られた事ないんだからぁ…… だ…… だから……」
 ついに脆くも崩れていく。
 ザワッ
 エプロン男の手が内股を這い上ってきた。
 微弱な振動を与えつつまだ男に触れられた事のない秘所に。
「では私がその一番目の男になってあげますよ」
「嫌あだぁ〜 許してぇ〜」
 固く股を綴じ合わせようと、光は必至になっているにもかかわらず薬が身体の自由を奪っていた。
「さ〜ご開帳ですよ」
 わざわざ光の羞恥心をあおる様にエプロン男は声をかけながら可愛らしいパンティをくるりと向き降ろした。
「お お願い…… やめてぇ…… 」
「おお……」
 足首までパンティを下げると、両の足を持ち上げて丁度アルファベットのMの字に足を開く。
 その中心にひっそりと閉じ合された可愛らしくきれいな媚肉にエプロン男は一瞬見取れた。
「あ…… あぁ 見ないでぇ……」
 消え入りそうにかぼそい懇願もエプロン男の耳のは当然届いていない。
「きれいなもんだ……」
 ゴクリッと喉を一つ鳴らすと股間の中央にある柔肉を広げていく。
「見ちゃいやぁ  お願い……  ゆるして……」
 エプロン男は次第に、自分の内でとある感覚が動き出していく事にスリルとそして、それとはあきらかに違う高揚感を感じていた。
 それは目の前にある身体を!
 いまだ誰の手にも汚されていない無垢なるものを! 
 自らの手で
  汚し 
   犯し 
    嬲り
     堕としたい 
 ……という男そのものの征服欲であったのかもしれない。
 仕事の最中に商品に手を出したくなるなど今までにはない事だった、女などただの穴ぼこくらいにしか考えた事のない彼であったが。
 しかしそれもまたよしとか考えていた。
『俺一人が女を樟ねたって解るかよ。」
 バッと立ち上がるとエプロン男は光のパンティーを光の口に噛ませさるぐつわを完なさせるとあたりをうかがい他の仲間がこの部屋に既に居ない事を確認すると、光を掃除箱の中にほうりこんだ。


「待ってなよ、おまえは俺様だけの牝奴隷になるんだからよ…… だからおとなしくしてな、むこうに運んだ女どもを先に皿として完成させちまうからよ」
 そして何事もなかったかのように隣室へ入って行くと
「おう、そいつの足押さえろよ」
 と再びその職務を遂行する為に仲間の中へと加わって行った。
 ここに集められた女生徒の身体を女体盛りの皿として使える状態にしておくと言う仕事に……
 しかしひとつだけ彼はミスを犯した誰にも見られていないはずの彼の行為はしっかりと一人の男に見られていたのだ。その事がどういう事態をこの後引き起こすかについてはまた後にするとして……




其の5
 

 ヘレンの予想通り、いや手に入れた情報通りに斉条若菜はその裏通りに現れた。
 委員会センターの裏手から路面電車に乗るために近道として使われる一寸した裏道がある。
 そして、委員会センターに来るようなやからのほとんど総てが仕事に負われている訳であるからこの道は委員会センターに積めている人数によらず人気が少ないのである。
 ハラリ……
 若菜の前に一枚の紙切れが舞い落ちる。
 それを拾い上げて若菜の表情が一瞬けげんそうになってから青ざめ、そして頬を染めて赤くなった。
「なっ」
 そこには女性の股間がもろに大写しになっていた。そして、見上げる様にして取られているその写真の女生徒は排便中である事は一目瞭然である。
 さらにアオリ気味の顔は若菜自身の顔であった。
「面白い百面相だこと……」
 角の向う側から聞こえて来る声は優越感で一杯である。
「な、なぜこんな物を……」
「あなたをいじめたいからよ」
「公安にこんな事して只で済むと思ってるのかしら!」
 若菜は何とか公安の看板にすがりつく事で虚勢を張る事にな功した。
「思ってるわよ……」
 しかし返ってきた言葉は余裕さえ感じられる物で
「あなただって公安である前に女の子ですものね〜言ってる意味解るでしょ?」
 ……、
「私はこの学園のためにこの命も捧げているのよ。女の子である前に公安委員だ!」
 一瞬の間はあったものの若菜にとっては清水の舞台から飛び降りたような科白であったろう。
「解ったわ…… じゃあこの写真と他数枚はあなたのクラブやクラス、公安のあなたの部署や弁天寮のあなたの部屋の周辺、更には通学路の至る所に焼き増ししてばらまかしてもらいます。良いのでしょ」
「待って! !!」
 今度は間が空かなかった。
「あら、どうしたのかしら? 公安委員様」
「待って…… そんな事されたら表を歩けなくなっちゃう……」
 もう強がりを言っていられなかった。
「じゃあこちらの言う事を聞いてもらいましょうか」
 ゆっくりと若菜の前に進み出たヘレンは今にも泣き出しそうな若菜の顔を上に向かせると
「またあったわね、公安のお嬢さん、私、根に持つ方なの。これからあなたは私の奴隷よ……」
 わなわなと震えだす若菜は
「あの時の性愛研の……」
 脅えた瞳がようやくヘレンの顔をとらえた、そしてその満面の笑みを、彼女は気付いてしまった……
 自分が既に目の前に立つ美しい女王様に対して屈服している事を……
 
 
 
 少しずつではあるがこのいくつかの事件がひとつの軸線の上に乗りつつあった。
 そしてこの事件に巻き込まれてしまった幾人かの共通したクラブに身を置く生徒達にとっても今のところそれは遠い現実であり救いの手には見えないでいる……
 
 果たしてこの事件の本当の黒幕とは誰であるのか?
 美少女たちの運命やいかに……















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