「よくぞ集まってくれた、我が牝奴隷達よ」
 そのホールには80名を越える人が集められていた。地球だけじゃなく宇宙に散っていた者の顔も見える。
「今更、こんな事を何をしようというの?」
 最前列でペギーが叫ぶ。
「新生ザンギャックはデスガリアンに参戦しブラッドゲームを行なう事とした」
「ブラッドゲーム?」
「あの……デスガリアンは地球を舞台に死のゲームをしていて、地球を壊そうとしているんです」
 ペギーの疑問にセラがそっと答える。
「安心したまえ、私は野蛮なことが大嫌いだよ……無理矢理とかそういうのは苦手な性分でね」
「嘘……」
 そう呟いたのは誰だったか。
「これから、我が新生ザンギャックが主となって、牝奴隷諸君をターゲットにしたブラッドゲームだ」
「そんなものに参加すると思っているの?」
「思っているよ」
 ペギーの言葉に返信したことにより、ヨコザに言葉は通じている事がわかる。