「こんな事が合衆国の為だって言うの?」
「ああ、我々としても、色々な状況を鑑みて……
日本にも協力してきた、しかし技術的供与が得られないままにスーパー戦隊は30を越えるに到ったわけだ」
 男が語るにはバトルフィーバーを立ち上げる時。
 アメリカも協力体制をとったにもかかわらず、それらしい見返りが無かったという事らしい。
「世界が危機だったのに!」
「何を言っている、世界の警察はアメリカだけが勤めれば良いのだ、
日本も、それ以外の国もおとなしくしていてもらわなければな」
 信じられない言葉を聴いていた。
「おかしいと思わなかったのか? レジェンド大戦に参加していない君がザンギャックに狙われた事を……」
 確かに、ダイアンはマリアにスーツを渡して以来、バトルフィーバーとしての活動からは足を洗っている。
「ま……まさか……」
「我々が情報を流したのだよ、どうしても宇宙の技術が欲しくてな……」
 手に入れたかったのは、いったいなんだと言うのだろう。
 こんな所でダイアンを隔離して、ザンギャックと同じように牛と交尾までさせて……
「そうそう、君の妹が行方不明者として君の捜索を国家に依頼してきたよ……」