バスは終点に到着し、ミキは押し出されるように待っていたゴーミン10人くらいに引き渡される。
「あ……」
「よく連れてきたな」
「ゴーミン!」
「はい、ミキねえさんいっちょあがりです」
「なんで、こんな奴の」
「だって、ザンギャックの後ろ盾で何やってもいいんだよ、するじゃん普通」
「馬鹿な……」
「ああ、こいつ排泄させてませんから」
「ほほぅ……お前達よくやったな」
「別働隊がまもなく着くよ」
 既に身も心もボロボロでゴーミンに掴まれて辛うじて立っていたミキは。守るべき地球人の裏切り的な言葉に落ち込んでいた。
 これから蹂躪が始まる。