ミキ自身は特別こども好きというほどではなかったが、さすがに半分は自分の血を分けた子である。堕胎など出来るはずがなかった。
母子ともに順調であることが、マダラマン製のゴーグルブレスを通じてモニタリングしている父親(=マダラマン)側にも充分把握できた。
その後マダラマンからゴーグルブレスを通じて連絡があり、安全で楽な出産を目的として最新の設備を備えた分娩室とベテランの助産師を用意したと、ミキは知らされた。