Jrの子を産んだ経験はあるものの、異星人間のお産は危険がつきものなので、ミキは我が子のことを思い、マダラマンの指示に従って出産を迎えた。
 分娩台に座り、両足を左右に分けて固定されたミキに緊張の表情が色濃く浮かぶ。
 しかし助産師は異星人間の赤ん坊を数多く取り上げたことがあるスペシャリストであり、ミキの肉体的、そして精神的な負担を上手く軽減させていく。
 そして「案ずるより産むが易し」との言葉通り、5人もの多胎だったにも関わらず、人間の子一人産むのとあまり変わらない比較的楽なお産で済んだ。
 ただ、分娩前に麻酔と言われて投与されたアンプルの作用らしく、子供が膣の出口を潜る度に絶頂をしてしまうというオマケが付いてきたのだが……
「ひぃいいいん、一人目ぇ……ああぐ……んっ……ふ……二人目ぇ……」