唯一の愛弟子にお願いされ、モモコの嫌悪感は徐々に弱くなってゆく。
 その手を振り解くことはなぜか罪悪感を感じる。
「こっちこっち」
「う、うん……」
 別の子供に右手を握られて案内される。
 モモコの前には子供たちが集まっていた。
(あたしはなにをやってるの……?)
 先生役のモモコに纏わりついてくる視線の数々。
 揺れ動く二つの乳房、露出した性感帯の股間部。瑞々しい白桃のお尻などに、まだ幼い少年たちの興味本位の視線が突き刺さる。
(こんな、こんなことって……)
 恥ずかしい全裸を晒しているモモコを取り囲む子供は十人。
 モモコは体温が急上昇するような熱い火照りと、心地良い性的興奮を覚えていた。
「っん、はぁ、ふぁはぁ……」
 呼吸が乱れ始めた。
 全身が汗ばんでくる。
 視線の熱気に煽られて股間に欲求が溜め込まれていく。
「んっ……んん……」
 周囲からの視線に炙られ、もどかしさが湧き起こった。