「うひゃあ、臭せえ! おしっこを漏らしやがったぜ!」
「トイレまで我慢しろよ! 痴女!」
「先生っていうよりも、変態じゃないか! この変態モモコ!」
 童謡を合唱するように少年たちが口を揃えて拍手する。
「あたしは……」
 消え入りそうなか細い声。
 キュッと桜色の唇を噛みしめて感情を爆発させる。
「変態なんかじゃないわ!」
「何だと! 俺たちが嘘ついているって言うのか」
「だいたい、お前、生意気だぞ。牝奴隷のくせして!」
 モモコは羞恥と悔しさに押し潰されそうな心を奮い立たせ、なんとか強気な態度を示そうとする。