「おいおい、化物を産んでおいて、自分の子供に犯してくれって言ってやがるぜ」
「まったく……こんな美人さんなのにもったいないよな」
「戦隊ヒロインって奴らは、ド淫乱の集まりなのか」
 男たちの嘲笑と罵声が容赦なく降り注ぐ。
「こっちも楽しもうぜ」
「きゃあっ!」
 モモコは悪漢たちに衣服を剥ぎ取られ、身体をひっくり返される。
 掌をコンクリート地面につく形で両手首を掴み取られた。両脚は少し開いて取り押さえられ、膝から足首までを地面に下ろす牝犬のような恰好を取らされてしまった。
「おい見ろ! この乳首ピアスはやっぱり慰安婦奴隷の証拠じゃないか!」
「クリトリスにもピアスが装着されてるぜ! もう、俺たちの玩具にしてもいいってことだよな? な! なぁ!」
「は、離して!」
 どれだけ罵声を浴びせられようとも、モモコの耳には届かない。
 これから自分の身に降りかかる凌辱よりも、ゾーラドグラーが霞を襲おうとしていることの方が気がかりでならない。
「ゾーラドグラー! ちょっと、こっちを向きなさいよ!」
 産卵絶頂で足腰に力の入らないモモコは必死に抵抗を試みるも、体力を擦り減らすだけだった。単純な力勝負で悪漢たちに劣ってしまう。