「ほらほらイカせてあげるよぉ!」
 スポーツカットの少年が霞の乳房を叩いて遊んでいる。
「はぁ、はぁ、はぁ……あっ、ああんっ!」
 パチン、パチンッ!
 剥き出しの乳房とお尻を叩かれる音がはっきりと聞こえてくる。手形をくっきりと刻みつけられただけで、霞は蕩けた喘ぎ声を漏らしていた。
「はぁ、はぁ……はぁ、はぁ……❤」
「霞先生、あの化物がまた犯してくれるかもよ?」
 嘲笑するように囁かれるスポーツカットの少年の声。
「わ、私は……っ」
 霞はハァハァと荒い呼吸をつくだけだ。
「まだまだ満足できてないみたいだね」
 その言葉に霞がビクッと背筋を震わせた。
 図星である。

(そうよっ! ゾーラドグラーをあたしに惹きつけておかないと、また霞ちゃんが狙われる――)
 モモコは柔らかな唇をわずかに開き、赤い舌を伸ばして肉竿をぺろりと舐めた。顔に滴り落ちる先走り汁を口紅のように塗り、頭頂部を目指す。
「はぁ、はぁ……あんっ! はむぅっ!」
 亀頭を咥え込んだ途端、口の中に広がる牡臭さ。
「グルルル……」
 ぐぽぽ……っ!
 無理矢理に喉の奥まで肉塊を突き込まれてしまい、息が詰まる。
「くる……し……ぃっ」
 じゅぱじゅぱっ!
 唾液と先走り汁が混ざり合った水音が掻き鳴らされる。
 ズンズンズンッ!
 仇敵であるピンクマスクが苦しめば苦しむほど、ゾーラドグラーは興奮して腰を使い始める。
「あぐぅ……っ! んぎゅぅ! んんんっ! んふぅぅんっ!」
 息詰まる強烈な息苦しさに、モモコは一生懸命にフェラ奉仕を続けるしかなかった。
(はぁ……、どうかしらぁ? あ、あたしのテクニックは……。これで霞ちゃんを襲おうとは思わないでしょう……?)
 ザンギャックの慰安婦奴隷になっている頃、不本意だが牡を悦ばせるご奉仕プレイは徹底的に教え込まされた。ザーメンを主食として生き抜かなければならなかったとはいえ、人生何が役に立つか分からない。