「なんなの、これぇ……?」
 モモコの美貌はとろんと崩れ始める。
 身体の反応がいつも通り、調教された従順な牝奴隷になりかけている。野球帽の少年にマッサージされる部分から、やけに心地良さが生まれるではないか――。
「んく……」
 ローションまみれの中指が、肛門の奥をズボズボと押し込まれる。それなのに背筋に走るのは甘ったるい痺れだ。
「あ、あたしは……変態じゃないわ!」
 そんなはずはない――モモコは普段の勝ち気な声を荒げて、健康美に満ちたお尻の谷間をギュッと擦り合わせる。
「お尻の力を抜いてよ~」
「ま、まって! そんなの……」
 魅惑の弾力に指を阻まれた野球帽の少年は、お尻の力を抜こうとしないモモコの美貌に見詰めた。
「僕のお願いを断るつもりなら……お仕置きだよ!」
「……え?」
 野球帽の少年が宣言した途端――モモコの股間に激震が走り抜けた。
「んひぃぃ~!」
 柔らかな尻肉、悔しそうに小さく震えてからお尻の力を緩めた。
 少しずつ開いてゆく脚線美の合間――クリトリスの根元に装着されたピアスがビリビリと電撃を流し淫核を刺激している。
「あ……ん、はぁ、はぁ、んぁああ~❤」
 左右の乳首ピアスも激しく脈動していた。柔らかな乳肉はプルプルと震え、乳首がコリコリに勃起する様子が、野球帽の少年を興奮させる。
「自分の立場が分かったのかな~? モモコ先生」
 モモコの乳首とクリトリスに装着された新型の三点ピアスは、太極拳の愛弟子からのプレゼントだ。悪戯好きな少年が、三点ピアスの起動スイッチを所持していたとしても、おかしいことではない。
「ご、ごめんなさい……」
 一回りも年下の少年に注意されて素直に謝るモモコ。
「もっと気持ちよくさせてあげるね~」
 野球帽の少年のにやけ顔と、吹きつけられる鼻息が、愛おしくてたまらない。
「う、うん……。お願い、するわ……」
 モモコはぼんやりと頷き、少しでも野球帽の少年から送られる快感を得ようとする。