「やだ……、なにこれ……」
 眠気も感じ始め、意識がふうっと遠のく。
 尻肉に這い回る掌の感触がくすぐったい。小さい指の動きに合わせてゾクゾクと背中に寒気が広がってゆく。
「くぅ……っ」
 瑞々しい尻肉を左右に押し広げられから、中指の腹でじっくりと肛門裂をマッサージされる。不浄の孔を弄られているのに、瞼の裏ヘチカッと星が散る。
「ダメっ……! イッ、イッ、イ――」
 絶頂が近付く性経験に戸惑うモモコを、より淫らな痺れが包み込む。野球帽の少年の中指が、肛門の奥深く――直腸まで届いたのだ。
「ふふふっ、お尻でイカせてあげるねっ♪」
「んあ……っ、はぁ、はぁ、そこ、いやぁ……」
 ぐりっ!
 お尻の孔の中で中指が鉤型のように折り曲げられた。直腸に爪を立てられた瞬間――瞼の裏側に散っていた星が眩さを増す。
「はくぅっ!」
 突如、激しい尿意を催した。
 股の付け根がキリキリと激痛に襲われる。
「ダ、ダメ! やめて……だめ、漏れるぅ! 漏れちゃうぅぅぅ! も、もうやめ! やぁぁああ~っ❤❤」
 じょぼっ! ぼじょじょじょじょぉっ!
 剥き出しになったままの尿道から、モモコは失禁していた。ぐしょぐしょになった身体から、噴水のように黄金水が飛び散る。
「あははっ! お尻の孔を弄られて、おしっこを漏らすのが証拠でしょっ! マゾでド変態モモコ先生!」
「はぁ、はぁ……はぁ、はぁ❤」
 愛弟子の言う通りかもしれない――。