射乳ご奉仕

「ねぇ、モモコ先生……この仔ってお腹が空いてんじゃないの?」
「……え?」
 野球帽の少年がもたらした言葉に、モモコは焦慮を感じ始めていた。
 グキュルルルルルルッ!
 ふとガルボドグラーの腹の虫が高らかに鳴り響いた。
 やはり産まれたばかりのせいで、腹ペコだったのだ。そして獣の本能から眼前の獲物から生命力を得ようとする。
「あっ!」
 ぱくっ。
 ちゅうちゅうちゅうぅぅ……。
 ガルボドグラーはモモコの右乳房を口に含んで、赤舌でベロベロと乳輪を何度も刺激すしてくる。唾液は女体を蕩かす媚薬効果を備えていた。
「んぁぁっ❤」
 当のモモコは前戯で乳房を可愛がられていることが悔しい反面、気持ちよくてたまらない艶顔を晒してしまう。
 ガルボドグラーの挙動一つ一つに対し、従順な反応で悶え続ける。
「あっ、あっ、あぁぁん❤ はぅぅぅん! んぁぁ❤」
 モモコは喘ぎ声で鳴き、身体は悦楽に反応している。乳房は瑞々しい張りを増し、乳首がコリコリに尖る。
「キュゥゥゥゥン」
「やっぱり、モモコママのおっぱいミルクが飲みたいんだよねぇ~」
 ガルボドグラーの鳴き声は対象の精神を乱す効果があった。
 牢屋で監禁生活の続いているモモコの脳内を侵食し、野球帽の少年の言うことが正常な言動だと誤認させてしまう。
 まるで催眠術にかかったようだ。
(あたし、なにをしているの……?)
 モモコは半開きの瞼で野球帽の少年とガルボドグラーの顔を交互に見た。
 現実味のない光景に、幻か、夢を見ているような気さえする。
 ぐきゅるるるるっ……。
「ホントに、お腹がすいているの……?」
 ガルボドグラーの腹音を聞き、モモコは不思議そうに首を傾げた。愛おしい我が仔を満足させるためなら何とかしたいという母親心がムラムラと湧いてくる。
「僕も、おっぱいを搾ってあげるよぉ~」
 野球帽の少年の手がまだ虐められていない左の乳房を鷲掴みにすると、もみもみと揉みしだいてくる。
(ダ、ダメよっ! ガルボドグラーは……敵でしょ……? こんなことで感じてなんか……)
 モモコは狂おしそうに涙を潤ませて、理性の炎を燃やそうとする。
 けれど、野球帽の少年の指先がコリコリに尖った左の乳首をギュッと摘んだ瞬間、胸で弾けた淫獄の炎によって、モモコの快感が弾けた。
「う、うああぁぁん~! ダメダメダメぇぇぇ~! そんなにされたら、おっぱいからミルク出ちゃうぅぅ~❤❤」
 モモコが宣言した途端――。
 ぷしゃぷしゃっ、ぷしゃぁぁぁぁああっ!
 乳腺の奥から乳白色の体液が噴きこぼれ、牢屋の中を甘ったるいミルクの芳香で満たす。
「おっ! 出た出たぁ!」
「ワッフゥ!」
 ちゅうちゅうちゅうぅぅ……。
 ガルボドグラーはモモコママから得られる母乳が気に入った様子だ。
「あぁぁぁ……はぁはぁ……っ!」
 モモコはピンクマスクとして絶対に倒さなければならないガルボドグラーに自らの母乳を餌にする背徳行為は、恍惚感を覚えずにはいられない。
「モモコママのおっぱいミルク、甘くて濃厚で美味しいよぉ~」
 ちゅぱ、はむっ、じゅるるるる!
 野球帽の少年も無我夢中で乳房を啜りしゃぶる。
「は、はひぃぃ~!」
 モモコの理性に濃い桃色の霜がかかり、すでに自分が洗脳されていることすらわからないほどに、圧倒的な快感が侵食している。
「あ、あぁっ! イ、イクぅ! ダメ! ダメなのに……はぁぁっ、んああんっ❤❤」
 どぴゅっ……どびゅ、びゅるるるる!
 野球帽の少年とガルボドグラーに、射乳ご奉仕で喉を潤してもらうことが最優先事項だとばかりに、連続で射乳絶頂を迎えてしまう慰安婦奴隷モモコ。