「これで一通りは種付けが済んだかな? だけどね、まだまだ終わりじゃないわよ」
 リタはそれぞれのヒロインの顔を眺めながらほくそ笑む。
「まだこれ以上、辱めようというの……?」
 モモコは両手首の枷を鎖によって吊り上げられ、Iの字に拘束されていた。
 かつて戦った雑兵の性欲処理要員にさせられているだけでも、戦隊ヒロインとしてのプライドがズタズタに傷つけられているのに、まだ何かを企んでいるらしい。
「心配しなくても、一回戦敗退のピンク戦士チームには、相応しい罰ゲームを用意してるからね! ただ負けるよりも狂おしいものを授けてあげるわ」
 まだ対戦が行われていないピンク戦士チームを敗退と決めつけるリタは指先に、小さな注射器を摘んでいた。
「これに見覚えがあるでしょ?」
 モモコは眼前に持ち上げられた怪しい注射器を見詰めた。
「まさか……」
「そう! これは【強制妊娠薬】よ。ゴーミンから渡されたもの」
「ゴ、ゴーミンですって……!?」
 モモコの心に動揺が走った。
 またもザンギャックによる姦計の仕業だ。
 過去にすべての戦隊ヒロインを慰安婦奴隷にしたてあげただけでは飽き足らず、まだ裏で手を引いているのだ。
「膣出しされたのに、身籠らないと何の意味もないからね」
「やめて……ん……やめてぇぇ……んはっ!」
 チクッ! ツツツ……。
 モモコの下腹部に注射される針。
 怪しげな薬液が投与された途端、アングラー兵による凌辱が再開された。
「……んくうんうぅぅぅうっ!」
 愛液と精液が混ざり合った混合液がペニスを容易に飲み込み、あっという間に根本まで突き込まれてしまう。
 モモコは必死に理性の炎を燃やし、迫り来る悦楽に抗おうとする。
「そ、そこ……あはんっ! んん……あんっ!」
 しかし剥き出しの乳房が鷲掴みにされ、揉みしだかれると喘ぎ声を搾り取られた。

「くははははっ! 私の大いなる野望の為にも、お前らは苗所となって雑魚兵たちをたくさん産んでもらうわ! あははははっ!」
「くっ! あたしたちピンク戦士チームは、こんな辱めに屈したりしないわ……必ず、スーパー戦隊が、あなたたちの企みなんか、阻止するわよっ!」
 モモコは持ち前の強きな意志で吠える。
 その答えが気に入らないとばかりに、アングラー兵が前後にストロークされると、モモコの瞳には涙が潤んでくるのを抑えきれないが、目の前のリタを睨めつけてやる。

「勇ましいのね。だけど、その強気はどれだけ続くのかしら……? どうせ凌辱される運命から抗いきれないっていうのに……」
 リタは、自分の過去と重ね合わせるように、哀れに呟いた。