おおおおお!
 数千にも及ぶ観衆の大歓声が、そのままモモコの半裸に浴びせられる。
「脱がせ! 脱がせ!」
「犯せ! 犯せ! 犯せ!」
 残酷な期待に応えるように、ラゴンドグラーの両手が無造作に、モモコの太極拳胴衣を掴み取った。
「ちょっと――」
 ビリビリッ!
 真っ赤な太極拳胴衣が呆気なく、破かれた。
 体に残った太極拳胴衣の欠片も白濁色の炎によって、メラメラと燃えてゆく。
「やだっ!」
 手足ほど日に焼けていない柔肌を露出させられ、モモコが耳まで真っ赤になった。
 両足の付け根で、白い布切れが控えめな膣肉を包んでいる。
 すでに下着としての吸水力を失ったパンツは、ぐっしょりと濡れそぼっていた。
 薄布越しに顔を出した股間は、愛液に塗れて瑞々しく艶立っている。
 くぱくぱ、といやらしそうに波立つ膣の先端では、ツンと天に向かったピンクのクリトリスが恥ずかしそうに震えていた。
「ブシュゥゥゥッ!」
 ラゴンドグラーは再び、白濁色の炎を流し込んだ。
「うあっ!」
 見る見るうちにモモコの体に残った太極拳胴衣の欠片が、メラメラと燃えてゆく。
「や、やめ……熱い……! あついよぅぅぅ!」
 大勢の観客の前で全裸を晒してしまう羞恥心が後押しして、白濁色の炎の灼熱感が全身を茹で上げ、モモコの調教によって植え付けられたマゾな性感が、内側から沸騰するようにぐんぐんと膨張する。
「熱いのぉぉっ! ぁぁああん!」
 激しすぎる快感の波が、身も心もドロドロに蕩かしていくようだった。
 モモコが発散させる甘酸っぱい汗香で嗜虐心を滾らせたラゴンドグラーは、モモコの腰を鷲掴みした。
 汗に濡れた肢体の手触りを楽しみ、完全勃起した肉棒を近づけた。
「――っ!」
 ラゴンドグラーの狙いを悟ったモモコが身を捩るが、磔にされた身に淫手から逃れる術はない。
 黒く汚れた亀頭が、牝肉の谷間に突き込まれる。
「いやっ、あぁぁっ!」
 ぐちゅぐちゅっ!
 熱く火照った膣穴を貫かれるモモコは全身に汗をかいて喘いだ。
 ラゴンドグラーの肉棒は、亀頭のカリ首でいくつもの丸い突起があった。
 膣襞をボコボコとした凹凸に強く擦られると、我知らず背が反ってしまう。
「ひくっ、ひ……っ……あふ……っ……! ぁあん――っ!」
 断続的に襲ってくる快楽の電撃が、モモコの女の部分を剥き出しにしていった。
「……いやぁっ! あたし……犯されてる!?」
 モモコは、ロングの黒髪から汗を散らして首を振った。
(やっぱり、身体が覚えてる……おかしくなり……そう……)
 モモコの身体が小刻みに痙攣した。喉の奥から引きつったような叫びをもらし、折り曲げた足の爪先がまるまって突っ張られる。
「……ぁ、ぁ……ぁあ、ぁああん!」
「グルオォォォッ!」
 ビュクビュクッ! ドプドプドプゥッ!
 仇敵ピンクマスクを強姦するラゴンドグラーは、興奮が抑えきれずに獣欲の滾りを解き放った。
「ひぁっ、あんっ、んはぁぁ! あっ、あっ、あっ、あはぁぁぁぁあんっ」
 大勢の観客に見られながら、仇敵の地帝獣に敗北し、大切な個所まで侵略され、モモコは絶頂に打ち上げられてゆくのだった――。