「モモコ先生はなんで服を着てるんだっけ?」
 太極拳の愛弟子の声が、強烈な呪縛となってモモコの心を鷲掴みにしたように、催眠波を送り込んでくる。
「あ、たしは……」
「さあ、思い出してよ、モモコ先生」
「んあ……こ、この……ふぁぁっ」
 ガクガクと膝が震え始める。
 モモコの脳裏に、ザンギャックに拉致され慰安婦奴隷に堕とされる過去が鮮明に蘇った。
「あの時、モモコ先生の体の隅々にまで調教されたはずでしょ。お尻の孔に浣腸器責めにされて……何度も何度も、糞尿を排出された……」
「ひっ……ああ……んっ」
 ホットパンツの中で産毛がゾワッと逆立った。
「その唇でおちんちんにキスして……汚いザーメンを飲んだ。そうそう、おっぱいを搾り出され……乳首を吸われた。モモコ先生のミルク美味しいもんね」
「ううぁぁ……言わないで……んっ」
 一言一言が細かな羽毛のように肌に潜り込み、神経をくすぐってくる。ブラの下、乳房が火照りだし乳頭がジンジンと疼く。
「お尻の孔にも咥え込んだんでしょ……ぶっ太いものを……犯されるのが、とっても気持ちよかった」
 蘇るのは記憶だけでなく、胸や尻にハッキリとゴーミンに弄り回される感触があるのだ。
(声を……この子の言葉を聞いてはダメ……)