モモコの言葉が終わらぬうちにゴーミンの指が、クリピアスをピンッと弾くと、その強気が弾け飛んでしまう。
「んぐっ! ひぎっ……くふぅぅぅ……んぅっ! んぁ、あぁぁんっ!」
 ぷしゃっ、ぷしゃっ!
 狂おしい快感が身体を駆け抜ける絶頂のスパークに、潮が噴き出す。
「この部屋には、絶頂カウンターが設置されててな。モモコがイッた回数が記録されてるんだ。もしも答えられないってんなら、もう一晩触手漬けにするゴ」
「……そんな」
 750本の触手責めの恐怖に、モモコの顔にサァッと血の気が引いた。桜色の唇が震え、涙混じりの上目遣いの瞳が、媚びた視線で見上げる。
「あ、たし……モモコは触手に百回ぐらい、イ、イキました……」
 モモコは恥ずかしそうに顔を真っ赤に染めて呟いた。
 触手快楽に屈服してしまった屈辱と恥辱に耐えるモモコに、ゴーミンは嬉々として言葉を浴びせる。
「惜しいゴ。モモコの絶頂回数は99回。したがって罰ゲーム決定ゴ!」
 おもむろに伸びたゴーミンの手が、右の胸を鷲掴みにした。
 ギュウギュウ、と力任せに揉まれるだけで、モモコは喘ぎ声がこらえられなかった。
「ひゃぁぁんっ! ダメっ、触らない……はぁぁんっ!」
 ゴーミンの手淫はさらに数が増える。柔肌の感触を味わうべく、集団で他の部位も弄り始める。
「あっ、やっ……やだっ! もう、やめてよっ!」
 勝ち気な戦隊ヒロインが泣き叫ぶ惨態が、ゴーミンの獣欲を大いにそそり立てる。