そしてモモコの行動ひとつで全生徒の命が握られている現状、人質を取られては仕方のないことだった。
「そうそう、モモコは俺たちを守るために、牝奴隷になったんだよな」
 モモコの魅力的な容姿をじっくり鑑賞しながら、男子は欲望丸出しの下卑た笑みを浮かべた。スカートの中に潜り込んだ掌でお尻を這わせると、柔らかく心地よい弾力が伝わってくる。
「あ、んんっ……や、やめなさい……っ!」
 モモコは突然の行動に驚く。
 太極拳の技を使えば、あしらうことも容易い。だが、相手はクラスメイトだ。痛い思いはさせたくなかった。
 それでも振り解くしかないと考えたモモコの瞳は、前方に差し出された写真に吸い寄せられて止まった。
「どうだ? よく撮れてるだろ」
 それは下半身を丸出しになったモモコが浣腸器を注入されている写真だ。
「なっ、なにこれ……!?」
 驚きを隠せないモモコを置き去りに、次の写真が提示される。